【人間喜劇】渋谷実と前田陽一【特集便乗スレ】
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どちらか御一人だけだとスレが維持できますか、心配な気もするのですが、
二人ならいいだろ。特集も近いし。 まあ、あまり興味のある方ではないんですが、
たまたま通りがかったら、>>1と目が合ってしまって・・・
そのまんま、というのもあれですし、
なんか記念にカキコでもと思った次第で、
ほんとうにけっして、茶化してやろうとか、
そんなつもりは、毛頭ございません。
このスレの人気がでて、どんどん伸びていっていただける様に
ただただ心からお祈りしております。
それでは、誠に僭越ながら
2げと。 前田陽一って昔、つまんない映画作らせたら日本一って言ってたのがいたな。。 そりゃ言い過ぎだろ。
確かに「虹をわたって」や「lET'S 豪徳寺!」はつまらないけど
「喜劇 昨日の敵は今日も敵 」や「三億円をつかまえろ 」はおもしろいよ 「つまんないくせに、なんとなく最後まで見せられてしまう」という意味では、
たしかに当たっているかもしれない。これは「君の名は」の名手、大庭秀雄監督
あたりの芸術の域にまで達した職人芸の正統的な後継者という意味であって、松竹
大船出身の監督にとっては、最大級のほめ言葉ではあるまいか?
しかし、遺作の「新唐獅子株式会社」は、本当にひどかった。脚本の構成があれでは、
いくら名監督が撮っても、面白くなりようがない。その上、本人は、メガホン取りな
がら息を引きとったようなものだし。
渋谷実の見逃している作品を、大いに期待することにしよう。 「新唐獅子株式会社」って存命中に完成したんだっけ? >>6
撮影中に倒れてそのまま亡くなった。南部英夫と長濱英孝が後を引き継いで完成。
もちろん直接の面識など無く、憶測で書くのだが、前田を初めとする大船出身の監
督たちは根はお人好しで優し過ぎるのではないだろうか? だからヌーベルバーグ一派
のように派手に立ち回りもしない。野村・山田株式会社になると撮れなくなる。
もしくは、ロクな企画が回ってこない。
仕方がないので、何でも屋になって寅さんの併映、オフシーズンの気の抜けた企画や、TV
でも撮ってお茶を濁す。前田さんは「ハングマン」「裏刑事」まで撮っていた。
ちなみに「揖保の糸」のCMも、生前は前田さん。親しかったスーちゃんが出ているからw 6です。
レス、ありがとうございます。>>8
>前田を初めとする大船出身の監督たちは
>根はお人好しで優し過ぎるのではないだろうか?
なるほど、確かにそうかもしれませんね。
僕が最後に観た前田作品は、テレフィーチャーの
「大東京四谷怪談」(高木彬光原作の推理小説)でしたが、
前田カラーの片鱗もない、なぜ声がかかったのかわからないものでした。
それから1年くらいして訃報を聞きました。
ちなみに私、前田監督とカラオケで
キャンディーズの「年下の男の子」を歌ったことがあります。
>>9
>前田カラーの片鱗もない、なぜ声がかかったのかわからないものでした。
年を追うごとに2ドラの自由度が大変に狭くなってきていて、実に撮りにくいと聞きますね。前田さ
んが弱っていたのか、そんな状況でそうとしか撮れなかったのか、何とも言えませんね。
優し過ぎる(?)大船卒の監督さんたちは、今も2時間ドラマやVシネマなどを撮っていますね。
今日の火サスは広瀬襄監督です。森崎さんは人が悪いので(!?)劇場用新作を撮りましたが・・・。
前田さんはキャンディーズが好きだったそうですね。以下は有名な話ですが・・・。
ttp://homepage3.nifty.com/osan6/pal/pal04.htm 実現されなくて良かったような気が・・・
前田さんにとっても、キャンディーズにとってもw 前田陽一が撮ってたんだ・・・ >裏刑事
見たかったなぁ・・・・
ところで6さんは元助監督さんでもやってらしたのかしら?
>>12
前田さんのTVはこれだけ。このリスト外にもあるような気もするが。さらにドラマ以外に、
取材ディレクターとして情報番組などが多数あったらしい。
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood/7675/tv.maeda-yoichi.html
撮影所育ちの人なので、基本的には何でも撮れるのよ。松竹系監督多数の「赤かぶ検事奮戦記」などは
のんびりしたご当地モノで面白かったけど、前田さんの担当回を観たか否かは覚えていない。
見た範囲では、もともとは映画にしたかったという「昭和の説教強盗」が佳作。未見
だが「小春日和」が傑作だったと聞く。金井美恵子は、どこかのエッセイで前田演
出に原作を提供したことを自慢タラタラしている悪寒w >「昭和の説教強盗」
あああ。
これ、見たわ。
良かったよ、面白かった。
前田監督の演出だったんだ。 渋谷は戦後はじめのお気楽喜劇がいい。
あと10日ばかりで特集はじまるので保守。 前田陽一というと、早稲田の仏文を出て、B級映画を濫作する一方で、パスカルの研究を何冊も
岩波書店から出しているからすごいものだ。東大教養学部でフランス語を教えていたこともある
んだよな。それから、「生きがいについて」の神谷美恵子が妹だったりするんだから、世の中は
狭いもんだな。 >>19
突っ込んで欲しいのですか・・・? ちなみに現在、某大学法学部の教授にも「前田陽一」
さんがいらっしゃいますね。
森崎東・前田陽一・瀬川昌治で松竹監督映画祭をやればいいと思う(瀬川は元々は外様ですが)
ところで、戦後大船映画史とは、名匠の活躍、「男はつらいよ」以降の山田洋次の重用、
70年代以降の大作主義の影で、職人や群小監督が浪費されていった歴史でもあった。
森崎や東はまだ運が良い方だろう。
職人としては、番匠義彰・川頭義郎・市村泰一といった名が挙がろうか? 本編を余り撮れなかった
群小監督としては、池田博(のち日芸教授)・二本松嘉瑞・長谷和夫・水川淳三・大槻義一・
桜井秀雄・田向正健(現・脚本家)・長谷部利朗・満友敬司・宮崎晃・仲倉重郎、、、キリが無い。 さらに、井上梅次・渡辺裕介といった各社を渡り歩いた何でも屋までが参戦。そして大船
には、駄企画から佳作・大作まですべてを撮り上げた野村芳太郎がいた。
デビュー作を超えられなかったとはいえ、三村晴彦のように本来なら中堅として撮り続ける
べき才能もいたが、なし崩しにTVが主にならざるを得なかった。
これらの監督が残した膨大なタイトルを眺めていると、未見作にも小品・良品の趣がある作品がある一方で、
愚にもつかぬであろう食指も動かぬ作品も多い。やはり企画の乱れの元凶は城戸四郎なのだろうか?
監督の才能を問う以前の時点で撮らざるを得なかった事情がうかがえ、余り愉快な気分にはなりませんね。
ついでに小津は最晩年、TVのスタジオドラマを書き、木下は門下の人間を連れてTVに逃げ出した。山
田太一の才能が開花したのもTV界だった。こうした事態も大船の混乱を象徴していますね。 >>20
>×森崎や東はまだ運が良い方だろう。→○森崎や前田はまだ運が良い方だろう。
客観的評価としては、映画・TVに何でもござれで捨て難い職人、という程度に落ち着くであろうに、
シネフィルたちが持ち上げて上座に挙げてしまった瀬川昌治も運がいいかもしれないw
余談ついでに、有名だが瀬川の師匠が松林宗恵。社長と旅行の雰囲気が似ているはずだ。
シネフィルたちよ、松林和尚は持ち上げないのか? ハスミが語らぬからか? >>20〜22
ははは、突っ込みありがとう。
ところで、スレ違いになるが、松林和尚が持ち上げられないのは、何と言っても見る
機会が少なかったからではないか? 平成に入ってからのまともな特集は、十年ぐらい
前のアムス三軒茶屋となくなる寸前の中野武蔵野ホールくらいだろう。
これでは、たとえハスミが語っていようが、シネフィルたちが持ち上げるのは難しい。
名画座にかかっているか、BSでよく放映されるか、ビデオで借りやすいことの
いずれかがなければ、真価は明らかにならずじまいなのだ。(これは大変残念である)
しかし、田中真澄さんや快楽亭ブラック師匠が持ち上げる作品は「マニアックすぎる」
とか言って敬遠されがちなのだな。(実は、彼らの批評眼のほうが正しいのに) >>23
とりあえず首都圏に限る。例えば瀬川さんは、旅行を中心にけっこうビデオが出ていたし、浅草での上
映もあった。たまにTV放映もしていた。アテネ系シネフィルのお陰でアテネで何度か特集もあった。
松林和尚はどうか? 東宝の戦記大作・社長は、それこそ浅草でよく観ることができた。
何本かはビデオも出ていたのではないか?(惜しむらくはキネマ倶楽部が多かったかな?)
ただ、アテネでは特集してくれないw
瀬川さんも松林和尚も、鑑賞可能頻度としてはそんなに変わらなかったと思う。作品の
質としても、正直変わらんでしょう?(ケナしてる訳じゃないですよ)
DVD・CS時代になるまで、初期作品に幻が多かった点も同様。こんなに状況が似ているのに、
その方面のシネフィルは和尚を持ち上げただろうか? 作品の質じゃないのよ。
(松林和尚のインタビューがリュミエールに載っていた覚えもあるが、ハスミ御大自ら
のものでは無かったし) >しかし、田中真澄さんや快楽亭ブラック師匠が持ち上げる作品は「マニアックすぎる」
>とか言って敬遠されがちなのだな。(実は、彼らの批評眼のほうが正しいのに)
CS時代になって、かつてのアムスですら掛からなかったような作品が普通に放映されるようになった。
しかし、邦画サイトがそんなに増えた訳でもないし、検索してもマイナーなタイトルは
やはり余り引っ掛かってこないことが多い。
「映画史」に残っている作品だけでも膨大だし、それ以外の作品まで等価に、わざわざ観てまで語ろうと
いう人なんかそんなにいないのでしょう、結局・・・。観てみると外れも多いのは事実だからね。 特集愉しみです。スレが立っていてありがたい。
実は渋谷監督って1本も観てないんで。
前田監督は以前フィルムセンターで観た『喜劇大誘拐』というのが
非常に面白かったです。 渋谷の弟子である石堂淑朗曰く
「渋谷さんはシーンごとの迫力はあるのだが、繋がってくるにつれて流れが停滞する」
「ちょうど正反対なのが木下さん」
渋谷は木下について、「木下はヘンテコに上手いんだよなぁ」
渋谷の代表作って『本日休診』か『現代人』なのかな
個人的には獅子文六原作ものが好きなんだが・・・ 佐藤忠男センセイは「正義派」だとおっしゃっていました。 とりあえず
「気違い部落」
だけは見ようと思っております<三百人劇場
渋谷実体験はこれまで「大根と人参」のみ
笠智衆のお茶目な演技が新鮮だった記憶あり 三百人劇場ってどこだよ?
前田の「にっぽんぱらだいす」でも見とくかな 松竹には
小津、木下、渋谷という3人の大物監督がいて
それぞれのチームで集まる料亭とか店も別々だった
と池部良がエッセーで書いていた気がする
たしか木下と渋谷って犬猿の仲なんだよな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています