昭和の劇で、笠原さんが「竜二」に批判的だったので、
初めてDVDで観てみたが、確かにこりゃ笠原さんは認めないわと思った。
たけしの映画ほどじゃなくても、自分のセオリーを全部無視して、なおかつ時代の
空気をちゃんと切り取ってたし。
話が四畳半の世界に回帰するのは後退だとか、竜二がどうやってヤクザで食ってるか
ちゃんと描いてないとか言ってたけど、正直、負け惜しみっぽいというか・・・
笠原さんだってプロの眼を持ってるから、それでもちゃんとドラマが成立するって
分かってたと思うんだが、それは意地でも認めたくなかったんだろうなと。