笠原和夫
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
>>126
同意。戦争映画を撮るために綿密な取材を行った訳ですがあの辺は
中学・高校生ぐらいの子に読んで欲しいと本気で思ったほど。笠原氏の
史観は物凄い。 東映という会社は凄い
笠原 和夫氏なんていちシナリオライターの域を遥かに超えている。
「昭和の劇」の本を読めば一目瞭然・・
岡田 茂・中島 貞夫・山下 耕作・深作 欣二・高田 宏治・俊藤 浩滋
等、スター俳優の本は出て当たり前だが元社長・監督・脚本家・製作者で
上梓するのは凄い事。しかも内容がこれまた凄い・・
その中でも笠原 和夫氏のようなライターは今後二度と出ないだろうと思う。 >>129
でも買う価値あり。
笠原氏の遺作といっていい。 最晩年の深作欣二が入院中に熱心に読んで、お棺に納められたとか。 昭和2年(1927)5月8日生まれとなってるけど正式ではないらしいね。 ここの雑誌が笠原を大きく取り上げるらしい
ttp://www.toneunderground.com/ 「tone」読んだ。
笠原特集、重厚な論考でいいね。
手書き資料の写真が凄い。 笠原和夫みたいなシナリオライターが今いないのも事実だが、
演じる俳優も監督もプロデューサーもいないのも事実だ。 俺の行ってた専門学校に息子がいた。お茶の水まで自転車で通ってた。 ものすごく落ちていたのであげちゃいますね
シナリオライター志望とか思ってたけど
「昭和の劇」のシナリオ修行のくだり読んで
とても言えなくなりました
この本に向かって土下座したい気分 「仁義なき戦い」調査・取材録集成
新刊が出てたのね。
早速注文した。
もうお読みになった方は居られますか? 買って、ちょっと読んだ。
生資料なので「仁義なき」の研究やってるとか
シナリオ取材や構築に興味があるとか
笠原氏のコアなファンとか、そういう人向け。
「昭和の劇」みたいに、厚さで引かなければ、誰でも楽しめるタイプの本ではないよ。
ヤクザの小ネタは面白かったけどね。 >>144
それ面白いと思っていた山城新伍が、
岡田に「どうしてやらないことに?」と聞いたら、
「共産党があんまりチケットを買ってくれへんのや」って言ったらしい。
もちろんそれだけが原因じゃないだろうけど、
部落開放同盟の映画も「もっと買ってくれる約束やろ!」と幹部を呼んで怒ったらしい。 >>145
凄まじいほどの実利志向ですね、こういう話大好きですw 笠原が晩年「北京原人」とか東映のトホホ路線をどう思ってたのか知りたいw >>14
通りすがりの者です。
笠原先生の映画(特に二百三高地や226など)が好きですが、実は宇宙戦艦ヤマトも好きなのです。
笠原先生がヤマト完結編に参加して下さったことを、本当に感謝してます。
設定や話の流れの矛盾や御都合主義から、いい作品とは言えないのでしょうが(これは笠原先生の責任ではありません)、
笠原先生が脚本に関わって下さったことで、個々の場面のセリフの緊迫感が凄かった。それまでのヤマトや、他のアニメ作品にはない、迫力の脚本になっていたと感じました。
これだけはこのスレの皆さんにお話させていただきたかったのです。お邪魔しました。 角川春樹が映画界殴り込む直前のインタビューで、
計画している作品は、「犬神家の一族」「人間の証明」
「いつかギラギラする日(実録・共産党)」「オイディプスの刃」とあったな。 県警対組織暴力のオープニングシークエンスの完成度は異常。
警官が殴りこみに行くチンピラをけしかける、という展開自体の
面白さもさることながら、あの短い時間で、悪党ばかりの世界観、
対立する二つの組という基本設定、主人公のキャラクター性を一気に
説明してしまう。
さらに、このオープニングで文太がチンピラのライターを取りあげる
さりげない展開が、のちのち山場で文太が梅宮相手にぶち切れる
展開につながっていく。
つくづく笠原和夫のシナリオテクニックには感嘆するしかない。 「仁義なき戦い、調査取材録集成」読みました。
詳細な人物の相関図や主要人物の経歴、広島やくざの隠語、当時の中国新聞の記事、
笠原さんの自筆のメモ等が掲載されています。
143氏の指摘のようにかなりマニアや専門家向けの内容でいちファンとしては読みどころを掴むのが難しい。
巻末の日誌は執筆当時の笠原さんの心境、行動が綴られていて一番面白く読めました。
森達也さんの解説は自分に引き寄せすぎたエッセイでやや疑問。
3200円という値段は昭和の劇に比べるとやや割高か?
一部に製本の具合の悪いものが店頭に出ているようです。
「仁義なき戦い」四部作をまとめて見返したんだが、オウム返し台詞が非常に多いのが気になった。
---------------------------------------------
「兄貴っ、山中ン人が訪ねて来とりんます」
「山中がっ?!」
---------------------------------------------
「武田の兄貴から電話が入っちょります」
「武田から?!」
---------------------------------------------
一作ごと、こういう台詞が3〜4回づつもある。
あと、物語の転換点となるエピソードの事件の原因がほとんど「貧困」であって、
そのエピソードの前に貧しさを強調する別のエピソードを必ず入れているというパターンも気になった。
たとえば…。
「広島死闘編」
肉を買う金がなく、野良犬の肉で焼肉宴会→広能が呆れて、仕方なく金目当てで山守の依頼(時森の護衛)を引き受ける。
「代理戦争」
川谷演じるチンピラが情婦と一緒に東京に逃げようとするが金がない→武田一派に買収されて密告行為
「頂上作戦」
小倉一郎演じるチンピラの家(原爆スラム)の貧しさを強調するエピソード→親分にそそのかされて鉄砲玉になる
残念ながら、自分の中では笠原和夫への評価が一挙に下がった。 シナリオ集の帯が大島渚の『仁義なき戦い』論からの一節
だったのは意外でした。抵抗ある人もいるかも。 >>154
時系列的には違うんだろうが犬肉云々は美能氏の手記にも出てくるし、
野村博氏のエピソードは実話だと聞いてるんだが。
共政会執行部にはまだ現役の方もいっぱいいるんだから、誰か笠原みたいに突撃取材してくれないかな。 犬食うのはそんな珍しいことじゃない。
水泳の古橋も合宿中に村に犬がいなくなるくらい食ったと。
それにヤクザには在日多いし。(大陸の方では喰う文化がある) 昭和ヒトケタ生まれの食うことへの執着心は現代人の我々には想像もできません 「理解」と「共感」。
この2つが自分の中できちんと消化、整理できない人だと、
>>154みたいな感想になっちゃうのはしょうがないんだろうな。
だからかな、年々つまらない映画が多くなっていく。 >「仁義なき戦い」四部作をまとめて見返したんだが、オウム返し台詞が非常に多いのが気になった。
普通の状況ならともかく、抗争の黒幕を匿っているところにヒットマンが訪ねて来たり、
激しく戦争している相手側の実質的指導者から電話があれば驚くだろ。 テレビドラマ板「ドラマは脚本が一番大事」で
笠原脚本の偉大さが話題になっている。
それにメインの客層だって>>154みたいなエセインテリのおりこうさんだけとは限らないんだから
わかりやすくするのも重要じゃないの? >>160
まあ>>154は貧困ゆえに人が犯罪を犯すとかは全然理解できないんでしょう。
>>161
俺はそういう状況でぬけぬけと電話してくる辺りがあの映画の面白さだと思う。
「太陽」観てきました。
笠原氏のコメントが聞きたかったなぁ。
「昭和の天皇」のホンは上がってるのかな?
映画化は無理でも読んでみたいよな。 仁義なき戦いのレンタルやらセルの印税ってすごいらしいね 二百三高地は名作ではない!
なぜか?
夏目雅子がオッパイ見せてないからである!! 『昭和の劇』は無類に面白いんだが、太田出版らしく明らかな間違いにもフォローが入っていないのはいただけない
『竜二』を「家庭に戻ったチンピラがガンで死ぬ」といってるのは俳優と役をごっちゃにしてますがな
『昭和の劇』、荒井の付き添いのスガ秀実とか言う人が所々はなしの腰を折っててイラつく 『「妖しの民」と生まれてきて』読みました。素直に笑えて泣けて、せつなくなって…
今現在、悩んでる20代の人にはぜひ読んでもらいたい一冊だと思いました。 仁義なき戦いの第四作の病院でのやりとり、不自然じゃないですか?
病気で入院中のやくざの女(渚まゆみ)とそのやくざの弟分(夏八木勲)の場面です。
夜になって夜食を買いに外出する渚、そこで昔の男(長谷川明夫)と出会う。
渚は車中で長谷川とのSexの後、病院に戻る。
仔細な言葉のやり取りから夏八木が渚を裸にして、詰問。張り倒すという展開。
兄貴分の女を病床のすぐ傍で裸にして殴るという行為は異常だと思うんですが…。 異常な人たちの話ですからw
みんな礼儀正しかったら「仁義ある戦い」になってしまいます。 >>176
『妖しの民』いいよね。
エピソードの数々が面白いし、仲良かった女の子と別れるラストが
映画的に美しくまとまっていて。
自伝だけど、あの情報量と構成力と哀感は、笠原和夫作品そのもの。
個人的には笠原和夫の最高傑作のひとつだと思ってる。 >>174
まあ秩父宮の反乱計画だってヨタ話の一種だし、爺さんの酔っぱらい話ってことでいいんでね? ガンで死んだのは金子正次であって、竜二じゃないものな 「お前みたいなのがいるから日本映画はだめなんだ。死ね!」
そんな匿名の手紙を送られた「骨法十箇条」騒ぎも今は昔。 真摯?に受け止めたなら、TAKESIHS’なんて作らないでしょう。
>>181
秩父宮が太平洋戦争が終わるまで幽閉されてたのは事実だから
アリかも?と思ってる。
本人以外に計画立てている人たくさんいたし、
本人も「なにかあれば」とその気があったというのが事実でしょう。 結論からすると、奥山はヘタレのカスということですな 岡田名誉会長が当時、東映のP連中に
「お前ら、なんで笠原に松竹で226やらせてんだ」って
叱ったのっていうのはなんかカッコいいですね 『日本侠客伝 血斗神田祭』(1966、監督マキノ雅弘)。
呉服屋「沢せい」の未亡人花恵(藤純子)はやくざ大貫(天津敏)の
執拗な嫌がらせと圧迫に苦しめられる。
花恵の亡き夫伸夫(小林勝彦)の親友であった火消しの新三(高倉健)は
何とか大貫の魔の手から「沢せい」を守ろうとするが、火消しの頭取衆
(内田朝雄・阿部九州男他)から、
「『沢せい』から手を引いたほうがいいんじゃねえのかい?」、
「世間じゃ、おまはんは『沢せい』の若後家に気があってそれで無理な
意地を張ってるっていう噂だが、どうなんだい?」と厳しく問われる。
新三「あっしゃ、そんなやましい気持ちは毛程も持ったことはねえ!
あっしゃただこの神田内々で筋の通らねえことがあるのが我慢出来
ねえんで。『どうしても』と仰るんなら、今日限り暇頂いてあっし
一人ででも『沢せい』守っていきます。
あっしが『沢せい』の若奥さんとけじめはキッチリ付けてるって
ことは、あっしのこれから先、見てておくんない」
新三の男気に感動したやくざの長次(鶴田浩二)が別室で彼に問う。
長次「差し出がましいようでっけど、あんなふうな啖呵切ってしもても
ええんのんだっか?
あんな風に言うてしもたら・・・・
もう、二度と添えんようになりまっせ。
(新三の肩に手を添えて)
惚れてまんのやろ」
笠原脚本における会話の傑作。高倉・鶴田の台詞回しも素晴らしい。
沢井さんが自身のインタビュー本で
「昭和の劇」について、語っていますね。 >>193
「映画の呼吸」ね。冷静に反論していたのは好もしかった。
やはりあの本の中で揶揄されていた中島貞夫が「遊撃の美学」で
適当に流していたのと対称的だった。 CSのTBSチャンネルで、年末から一月にかけて、
日曜劇場「栄光の旗」前後篇 やるって。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1142.html
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0547.html
脚本: 笠原和夫
出演: 鶴田浩二、岸田今日子、関口銀三、野口泉、南宏、千葉真一、菅原装男、山崎直衛、新村礼子、滝島孝二、村瀬正彦、佐野タダエ、蓑和田良太 「映画の呼吸」は笠原ファンが読むときっと面白いよ。
福沢諭吉の第一稿について
「ドラマを作りすぎ」とか「安っぽい」とか「現実の人間はこんな台詞言わない」とか
大体そんな感じのことを言いたい放題。
でも、澤井が指摘してる欠点って、それこそが笠原脚本の魅力なんだよね。
普通に生きてたら味わえないほどの、濃厚なドラマと劇的な台詞。
「自然なリアリティの澤井」と「劇的なリアリズムの笠原」の違いが浮き彫りになっていて興味深い。 すごいのは「大日本帝国」で篠田三郎が死ぬ場面。
「先に逝ってお待ちしています。天皇陛下万歳」
これは戦死ではなく戦犯として処刑されるとき。
つまり、昭和天皇は戦争責任をとって死ねと言っている。 「天皇陛下、お先に参ります。天皇陛下、万歳」ね。
台詞の引用は正しく。 どうなんだろうか。
「天皇陛下」が連続しているけれど、おなじ言葉を繰り返すのはうまい表現ではないといわれるが、
わざと繰り返して強調しているのかな。
戦争映画で天皇を連発するのは笠原脚本の特徴だけど、エッセイでも天皇制が戦争の原因だというようなこと書いてたな。 A「〇×なんだって!」
B「えっ、〇×?」
でしょ。繰り返しが不味いってのは。
>>199は、一つ目は付けないと誰に言っているのか分かりにくくなるし、
二つ目は常套句みたいなもんだから、問題ないよ。
日本暗殺秘録クライマックスの「天皇陛下、万才ッ!」八連発を思い出した
(秩父宮殿下万才ッとかも入れるともっと多い)
あれは凄まじかったなぁ 「大日本帝国」は、公開当時は戦争美化と批判されたけど、それは東条英機を可哀想な人にしていたからで、
ところが、その東条は拘置所に面会に来た家族に、このような立場に追い込まれて仏教のありがたさがわかったと言い、
そして「仏様の偉大さに比べたら、この世の帝王なんて実に小さい」と言う。
この世の帝王って明らかに天皇でしょう。
東条を擁護しているようでいて、天皇をこきおろしているんだからね。 しかし、笠原の近代史映画の登場人物というのは、東條にしても、「日本暗殺秘録」の井上日召にしても、
飽くまでも笠原の脳内設定キャラなんだよな。
東條に関しては、「プライド」の方がずっと実像に近い。実像に近い方が良いというわけではないのは勿論だが。
>>154を書いたのは自分なんだけど、>>201には同意。 笠原の脳内設定キャラや、天皇批判に付いては、
澤井信一郎のインタビュー本で少し言及されているから読んでみて。
脳内設定キャラ: ドラマを作るために捏造することは問題ないが、安易なことがある。
天皇批判: 案が却下されたらしい。
とこんな感じ。
>>203
首相のこととも解釈できる文言にしての天皇性批判でしょうね。
基準を現世の帝王に置くから勝ち目のない戦争が起こしてしまうのだと。 「大日本帝国」で偉いのは、野村萬次郎の昭和天皇でなく、丹波哲郎の東条首相でもなく、
三浦友和の良心的上官でもなく、篠田三郎のクリスチャン学生でもなく、関根恵子の妻。
明日出征する夫のために今のうちに結婚式をし、身重で戦地の夫を心配しながら
天皇は戦争へ行かないのかと疑問を呈し、負傷して帰った夫が戦死した仲間うしろめたい
というのを一喝し、子供を抱えて大空襲を逃げ延び、夫が戦死したと思い子供をおぶって入水自殺
しようとするが、子供が泣いたので、死んだ気になって生きてやろうと決意し、横柄な警官に出刃包丁
を突きつけ、闇物資が駄目というなら刺し違えてやると言う迫力に警官が越し抜かす。
そして夫は生還して感動のラストシーン「あなたは誰と契りますかー」
「二百三高知」でも、夏目雅子ふんする可憐なお嬢様では、どんなに想っても恋人を救えなかった。
これは笠原の女性観の表れ? まあ、あの世代はどんな事情があれ、
小津が「風の中の牝鶏」で描いた留守の間に不貞を働いた妻ってのは、
どうしても描きにくく、女性を描くとああなるでしょうね。
特に笠原は、下ッ端は必死でただ生きているだけで悪くないって人だから。
大日本帝国スレでは関根の濡れ場に批判的なレスが幾つかあるのに驚いた。 夏目雅子がやった役は下っ端なのかな。
庶民ではあるけどやや中の上くらいではないか。 「二百三高地」は笠原の最高傑作。それに比べて「226」は・・・。 「二百三高地」は「大日本帝国」に比して冗長な感じもしたが、脚本とは無関係だろう。
三部作というべき同監督「海ゆかば日本海大海戦」はちよっと手抜きだったんじゃないか。
野心が足りないというか。 「宇宙戦艦ヤマト 完結編」のどのあたりが
笠原のアイデアなのか、いまだにわかりまへん。
笠原先生渾身の傑作『あゝ決戦航空隊』で鈴木貫太郎を好演された
村上冬樹さんが4月5日死去。
合掌 「日本暗殺秘録」見たけど、明らかに色物だな。それはそれで面白いんだけど。
笠原もインタビューとかで「珍品」って言ってるんだけど。 >>213
徹底調査して書く人だから、過去の作品を全部観て、藤川圭介の脚本を全読んですべて自分で書いたのでは。
他の人のアイディアがあったとすればハイパー放射ミサイルくらいかと。
西崎プロデューサーも共同脚本ということになっているが、これは名義だけでしょう。
藤川さんが著書でぼやいていたけど、西崎さんはたった一行のセリフを考えただけで脚本に自分の名をクレジットしろと言う。
たまりかねて前作で降りた。それでおそらく舛田利雄監督が戦争映画の縁で笠原さんを紹介したのではないかな。 小林信彦のエッセイの中に、笠原氏が「もう二度とヤクザ映画はやらない」と語っていたという記述がある。
「唐獅子株式会社」の場合は、元の脚本がグダグダで使い物にならなくて小林が怒っていたんで、
友人だった笠原氏が見かねて手伝うことにしたらしい。 確かに酷い出来だった
笠原さんと小林はやすしに坂田三吉を演らせたら面白い
と考えたそうだが残念ながらその考えはズレてる
要するに遅咲きのアイドル映画なんだから割り切って
撮れば善かったのに小林信彦が吹き込み過ぎた結果がアレ
その後の曽根監督やすし主演のビッグマグナム黒岩先生は
狂い咲きサンダーロードと並ぶ和製マッドマックスな突き抜けた
モンドアイドル映画として永遠のキラキラ感が全開
そもそもヤクザ映画のパロディー作るのに本物の笠原和夫
ひっぱり出してどうする?…だがギャラ分だけ仕事するプロ意識カッケー
「唐獅子株式会社」の打ち合わせで、笠原と日下部Pが
やすしと吉永小百合で王将やったら面白いかもって、小林とは何の関係もない
話で盛り上がっただけ。
やくざ映画の脚本家として人気を博した笠原さんが
そのパロディに関与するというのは、不愉快に思うファンも多い筈。
小林さんは、芸能、映画批評で鋭い事を書いているけれど
自分の事になると、鈍い面を見せますね。
笠原和夫は『ゆきゆきて、神軍』についてなんか書いてたっけ?「昭和の劇」にも出てこなかったんで
まったく興味なし、って事はないと思うんでどういう感想だったか興味ある >>223
笠原和夫の方から、小林信彦に「そんなにお困りなら、よろしければ私がお手伝いしましょうか」
と申し出たんだって。 補足しておくと、「唐獅子株式会社」では、
原作者に過ぎないはずの小林氏がプロデューサー的役割も担わされていた。
そのあたりの経緯は「天才伝説 横山やすし」に詳しい。
(笠原との付き合いについてのエピソードも何度も登場する) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています