少年時代
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マンガは同性愛という感じはしない。
原作小説はは「長い道」といいます。中公文庫に入ってたけど、
今は絶版かも。小説の方は、もっと暴力が凄くてラストも救いが
ない・・・。主人公の心の内も「もう、いまさら別にいいや・・・」
って冷めてる感じ。そして、自分の無力さだけを自覚して東京に戻る
っていう構成。でも、一箇所、凄く印象的な部分があって、
ここからネタバレなので注意
最後の主人公の述回で「僕は田舎の少年の一種安定していた
世界に飛び込んだ闖入者だったのかもしれない。だから、進(映画の
武のこと)は必要以上に権力をふるって自滅してしまった。
だから、もしかしたら本当は僕の方が加害者だったんじゃ
ないか・・・」ってのがあって、ハッとしたもんです
感じ。
あ、それと、この映画が少年どおしの「ある愛の詩」だってことは、
公開当時、いろんな評論家が指摘してたよ。朝日新聞の新作映画評
でも、少年期独特の性感情に切り込んだ点はかなり評価されてたな。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています