俺は一学年に30人くらいしかいなような地域で育ったから、これ凄く共感する。
映画ほど陰湿ではないけど、子供同士の関係にも力関係があるしさ。
でも力関係がある中にも友情なのか何なのか、強い子供同士の結びつきがあるんだよな。
武と進ニの友情は、きっとそういうもん。
写真館での武が進ニに「わからんのぅ!わからんのぅ!」って頭押さえつけながらいうシーンとかさ。
進ニが去るときに汽車に駆けつけて走る武とか。映画の一コマ一コマに意味がある。

こんな作品作れることが凄いと思うよ。
子供時代の友達関係の機微を本当に鮮やかに描き出してる。
それが自分の中の無意識に思い当たるから、ノスタルジーを心に生み出す。
もうあの頃には戻れない寂しさが込み上げて、自然と目頭が熱くなる。
今日は久々に見た。ホントいい映画だ。
この映画は時代を越えた普遍性が備わってると思うよ。