もう少し上から続きます。

緒形拳さんは今は知らない人も多いでしょうが、良い役も多いが悪役を見たことがあるでしょうか。
その悪役はとびっきり憎らしく心から憎悪するほどの演技でした。
役者も一つの商品、こんな憎まれ役をやったら商品に傷がつくと考えたら自身を守ってしまう。
自分を忘れ、役にのめりこんで、本当にそう思う人だけが役を演じきれる。
(緒形さんは「とっておきの青春」で彼女を見込んでくれ、とても可愛がってくれていたと聞きます。)
そして「本当にそう思う人」は、自身の自我を壊せる人、自らを傷つき壊してこそ得られる特殊な才能なのかもしれません。
そして彼女こそ、その選ばれた一人であると自分は思っています。
でもそれは自分を心を削ってしまうこと、ある意味破滅と隣り合わせの危険な事かもしれませんが。

行が余ったのでまた一言書きます。
ベストテンの放送を見て思ったこと。
ネリーさんのスレでは「酷かったな」という人もいましたが「悲しみよこんにちは」は彼女の苦手とする歌。
実際「卒業」などの歌に比べカバーする人も少なく、最も難しいという話を聞きます。
(つぶやきタイプの歌なら女優力でカバーできる部分もありますが)
彼女にお願いしたいのは、これから歌も並列でやっていくためには、ヒットであるあの3曲(卒業・悲こん・夢の中へ)の練習はどうしても必要。
歌いやすいMAYや土タマや自作曲でなく、ふだんから3曲はおりを見て練習し歌いこんでいくべき。
女優の演技ならぶっつけ本番でも上記の乗移りの演技で成果を出せたとしても、歌はそうはいかない、日ごろの訓練が第一。
日頃からきちんと歌いこんで練習しておいていただきたいと強くお願いしたいです。