残念なことに、増村保造は、キネ旬ベストワンを一度もとったことがないんだな。
いちばんとりそうだった「曽根崎心中」も、東陽一の「サード」に一位を
もってゆかれた。そのあと、東はなにもいい作品をつくっていない。
こういうところで、キネ旬ベストテンって、糞だと思う。
ついでに、洋画だけど、ビリー・ワイルダーの喜劇は「お熱いのがお好き」も
「アパートの鍵かします」もたしかベストテンにも入っていなかった。
評論家たち、恥を知れ。