戦時中の国策映画や満洲映画について語るスレ
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>>40
おっしゃるとおりだと思う。
>>41
いや、私は>>31に回答するために書いたのだが
確かに映画論から離れたようなのでこの話題はやめておいたほうがよさそうですね。
ただ、このスレは
>愛馬を見送るデコの涙や出征する息子の後を
>延々と追う絹代のフォローショットに
>何を感じ取るか
という映画の感想を語るスレでもないように思う。
おっしゃるとおり、「戦意高揚映画」は全部ダメで
「民主主義啓発映画」や「社会派映画」はどんなにつまらなくてもOK、という風潮は
本当に困ると思う。映画の価値はそんなところにはない。
まあ、プロパガンダ映画は後から観ると「イタイ」のが多いのも事実だが。
ちょっとなあ……映画人・演劇人は基本的にアカだったハズ。
変節したのは具体的に名前は挙がるんじゃないか。有名なのは熊谷久虎、
溝口健二、今井正、小林正樹。最初から軍国派なのが黒澤。
ホモの木下恵介と豊田四郎はどー考えても昂揚しないぜ。
小津・山中は傍観者。検閲への相次ぐ抵抗や、
陸軍と松竹に強制されたビルマ作戦の製作放棄から、
小津を反戦派と見る人もいるが……そうもいえないだろう。
むしろ田坂具隆が撮っているのはどー考えても反戦映画だ。
とくに今井と溝口は隠蔽工作が入ってくるから厭だな。
ところで俺は満映の作品を見たことがないんだが……
評論を読むに、やたらと中国人が日本に感謝する内容らしい。
しかし日本は国姓爺合戦の昔から満州民族を敵視してたはずで、
そこんとこはどー描かれているのか? 教えて欲しい。 映画作家は、戦意高揚だとか、反戦だとかいう前に、まず「人間を描く」のが仕事だろ。
庶民の感覚は「戦争には勝たなくてはならない」「日本のために尽くさなくてはならない」
「でも家族に死んで欲しくない」「でも自分だけ命を惜しんではいけない」
というさまざまな感情が未整理のまま混在していたというのが、本当だろう。
「この戦争には絶対に勝たなくてはならない」というのも本音なら、
戦争が終わった直後に「ああ平和がいちばんだ、戦争は二度とこりごりだ」と
感じたのもまた本音だろう。
そして「陸軍」は、そういう庶民の感覚を、過不足なくみごとに描ききっているからこそ
あの時代の人間の姿を描き、伝える傑作といえると思う。
「陸軍」のあのラスト、
「モロッコ」とか「駅馬車」の微かなラッパの音、
すっごくダブる。
>庶民の感覚を、過不足なくみごとに描ききっている
後半はね。でも、前半の退屈さをなんとかしてもらわんと。
原作はまだしも面白いよ。島崎藤村「夜明け前」だって、
出だしの感じ似てるけどもっと面白い。
映画は小説とちがって繰り返しと滋味がきかないんだから、
面白くなくちゃね。 >>44
>映画作家は、戦意高揚だとか、反戦だとかいう前に、まず「人間を描く」のが仕事だろ。
本当にそのとおりです。普遍的な人間性というものをじっくり描いたものこそ
「時代を通して残る名作」になるのだと思います。
ただ、実際の戦争中にはそういう深い思索をする余裕がないのが現状でしょうね。
でも、何回も書くけれど
戦後の「民主主義啓発映画」だって、当時日本を占領していたGHQの要請に応じた
国策映画だと思うのですが、いかがでしょう?
>田坂具隆
おそらく「五人の斥候兵」「土と兵隊」のことを指しているのでしょうが
反戦映画というよりも兵隊の苦労を描いた映画、という雰囲気でしょうか。
当時、支那事変の頃は戦意高揚というよりも
「戦場にいる兵隊の苦労を思って国民全体が物資不足を我慢しよう」といった
スローガンのもとに、兵隊達の苦労が延々と描かれた作品が多かったように思います。
今から見るといかにも「反戦映画」っぽいですが・・・。
戦争中に反戦映画を作成した場合の「世間への影響」を考えると
おそらく殆どの監督は責任感から「みんなで戦争がんばろう」映画を作ることを
ためらわなかったと思います。
やはり圧巻な「陸軍」のラストですが、あの歌が昔からきにかかって
います。 もう何度聞いても歌詞がわからない。。
どんな文献やレコードにも出てこない。木下忠司っぽい曲調なのですが
違うみたいですね。
どなたか、歌詞・作曲・作詞・歌手の情報ご存知の方ご教示ください。
>>44
同感。別に戦意昂揚映画撮ったから悪、とは思わんし、
「陸軍」や「五人の斥候兵」観て戦意が昂揚するとも思わん。
今井正の「望楼の決死隊」が激しく観たい。アクション映画らしいし。
個人的には今井は山本薩夫よりずっと上手い作家だと思うし。 >>48
「望楼の決死隊」、ものすごく期待して観たのだが
なんだかだら〜っとした感じが延々と続き耐えられなかった。
結局ラストまでたどり着かなかったが、最後の方は迫力あるらしい。
>>44
そうだね。戦意高揚映画映画撮ったから悪、とは思わん。
当時の日本人って下らないな、もっとマシにならなきゃ・・・と思うだけで。 今日レンタルヴィデオ屋に行ったら「安重根と伊藤博文」ってあったんだが
韓国映画でキャストが全員韓国人だったんで借りるの辞めました。
誰か見たことある人居ますか?
>個人的には今井は山本薩夫よりずっと上手い作家だと思うし。
どっちも相当下手の部類じゃないか?
今井は脚本を激しくつまらなく撮る天才だと思う。
「米」だけだな、面白かったのは。 >>51
「安重根と伊藤博文」ですか、なんかもう映画としてそれっぽいタイトルですね。
「歴史国策教育映画」(即興の造語ですが)とでもいえそうですね。
でも、意外と内容は違っていたりして・・・
一度お確かめになってはいかがでしょうか。私は全然ビデオを見たことはないですが・・・。
>>53
すみません、ビデオが置いてあるのも全然見たことがない、という意味です。 日本映画じゃないが「金日成のパレード」が見てみたいのう >>53
なんか最後まで見る自身が無くて。
デッキぶっ壊すかも・・・・・
「安重根と伊藤博文」って、北朝鮮映画じゃなかったっけ?
「安重根を決して英雄として描かず、伊藤博文を悪人として描かず、
あの困難な時代、祖国のために必死に生きて散っていった2人の人間を描いた傑作」
と、解説してある映画があったな。
ただ、
「あの時代に、真に偉大な指導者がいれば、こんな悲劇は防げたのに」
とも、書いてあったのは笑ったが。 >>57
韓国映画って書いてあったぞ。
それに普通のヴィデオ屋に北朝鮮映画が置いてあるとは思えんが。
関係ないけど「ブルサガリ」ってレンタルあるのかな?あれも北朝鮮だったよな。
北朝鮮版の「大魔神」みたいなもの。
特撮陣が日本スタッフなのは有名。
普通の怪獣映画、まあそこそこ面白かった。
>>57
あった!借りてきた!
朝鮮映画って書いてあった、スマソ!!
>>52
今井はいわゆるテクニシャンではないが、優れた演出家だと思う。
「キクとイサム」の子どもの撮り方や、「夜の鼓」のリアリズムなど、
粘りを感じる見応えのある画面になっている。
逆に「米」は山本薩夫に通じる図式性が鼻について好きではない。
山本薩夫と言えば戦中の「翼の凱歌」ってのは観たいな。面白いんだろうか。 黒澤明の脚本だから、しゃちほこばった普通作だと思うよ。
本人も技術に任せて酒代稼ぐために書き飛ばしたとか自伝で言ってたし。
黒澤の脚本は本人が演出しないと、どれもそこそこが多い感じ。 >>57
「安重根と伊藤博文」を見たんだがやっぱり安は正義で伊藤は諸悪の権化
みたいになってたな。
まあ北の映画としては電波がやや弱めだったけどね。
でも最後に安重根のやり方はまずかったみたいなナレーションがあった。
レンタル料300円と2時間は無駄にしてしまった、分ってはいたんだが北の
映画を見たことを後悔しました。
>>63
まあそういうな。1本くらい北朝鮮の映画を見ておけば、話のタネにはなるだろ。
>>63
やっぱり「国策映画」なんですね。それとも
近代史にかかわる映画は中・韓もすべて「国策映画」なんでしょうか。
これを「つまらん」という勇気ある中国人、韓国人、北朝鮮人の出現が望まれる。 >>55
半年位前に、BSデジタルのどこかの局で放送してたよ。
録画して見たけど、ずっとパレードしっぱなしで、
「○、○、○、○、マンセー!」(当然朝鮮語)
の連呼、連呼、連呼。
○の部分は、「1、2、3、4、」ではないかと思うが不明。
ひたすら退屈させられた後で、党幹部の老人達が、延々と
十数分間、真面目に歌を歌って終了。この歌が一番面白かった。
実況板でも盛り上がってますた。
>>65
笑える場面は、みんな朝鮮語で喋ってるのに撃たれた時だけ伊藤が日本語で
「やられたあ〜」って喋ったのは笑ったな。
「小太刀を使う女」って観た人いる?丸根賛太郎のだけどよかったよ
>>52
信じられないこと言うねw 山本嘉次郎=エノケンのアチャラカ物を見ると、台詞には「御国の為に」
みたいな当局向けの部分が入っているのだけれど、中味はハリウッド・
ミュージカル万歳。 >>42
>「戦意高揚映画」は全部ダメで
>「民主主義啓発映画」や「社会派映画」はどんなにつまらなくてもOK
スレ違いだが昭和30年代のキネ旬の論評はまさにそれ。
ほか子供向けやSFにも色眼鏡がかかっており、
妖星ゴラスを「宇宙人と防衛軍が戦う凡庸なモノ」と
あしらっていたのには笑いました。
自分が子供時代、その記事読んでたら怒り心頭だったろうな…
(月光仮面もボロクソな評価だったYO) 「安重根と伊藤博文」に出てきた事で質問!!
1.安が国民に訴えて日本に対する借金返済の資金を集めたって本当ですか?
2.安が日本軍と戦う場面があったが、組織的な戦闘が行われた事があるんでしょうか?
3.安が医者って設定は本当でしょうか?
遅レスですが「ハナ子さん」について
>2ただ、ラストで夫の出征を知った後でもハナ子さんが底抜けに明るいのが
ちょっと引っかかります、ご時世なんでこの演出も仕方ないのかな。
最後のシーンでお面をかぶって赤ん坊と遊ぶシーンがありますが、
お面の内側は実は涙なのかなと連想させます。それとおもちゃの飛行機を
飛ばして野原に飛び込むところが、画面が飛んでいるように見え
さすがに検閲でカットされたシーンがここに入っていたのではないかと
思いました。
この映画隠された名作だと思います。最も好きな作品の一つ。
轟夕起子さんはこのあと10年もすると更に更にふくよかになられますね。 >>73
あの時勢は「明るく夫を送り出す」のが家族のつとめだったので、
あの演出のままに受け取るべきだと思う。
別に「軍国主義」というのではなく、これから生死を賭けた辛い戦いに出る者に対し
「家のことは心配しないで」と安心させるのが
家族にできるせめてものことだったように思う。
現在でも、重病で入院する者に対して、元気づけようと明るく振る舞うのと同じ。
>73
>お面の内側は実は涙なのかなと連想させます
あーなるほど、それも考えられますな。
>轟夕起子さんはこのあと10年もすると更に更にふくよかになられますね
戦後作は金持ちのマダム役みたいなのを多く観た気がするが、
1番印象的なのは「洲崎パラダイス」の生活に疲れた飲み屋の女将です。
時折浮かべる厭世的な表情、中年女の悲哀が滲み出てたなぁ。 >>73
>>75
・・・それにしても、どうしていわゆる
映画通は、画像以上のものを
勝手に解釈して読み込もうとするのかなあ。
自分がいかにも「賢い」ということをアピールしたいのだろうか。 画像に映ったものしか感じない観客ばかりだと、
NHK大河ドラマのような説明過剰な演出にしなくてはならず、
風情も味もなくなってしまうと思う。 「観客は総じて頭が良いものである」と語ったのはワイルダーだったかな。
NHK大河製作者は「観客は総じてバカである」と言いたいんだろうなw >>43
> 変節したのは具体的に名前は挙がるんじゃないか。有名なのは熊谷久虎、
熊谷は確かに移民ものや『阿部一族』のような作品を撮っていたが、
もともとジョン・フォードのような資質を持っていたのだと思う。
反骨精神と愛国が一体となっているような考えの持ち主じゃないかな。
まあ「すめら塾」だけどな… 後、『阿片戦争』をよろしくね。イギリス悪いってことで(w
>>3
『秀子の車掌さん』は、自分の役割を精一杯やってみる、っていう所が、
銃後の心構えに通じるって事で、許可されたんじゃないかな。
成瀬はその辺りうまく誤魔化してやってるな。 >81
「阿片戦争」といえば、イギリスの旗がアップになって「海賊旗」のテロップ 戦争中のフィリピンを描いた「あの旗を撃て」って作品
終戦時にほとんど焼却処分されたらしいけど
ソ連軍の押収でロシアあたりのアーカイブスに残ってないかな? >>84
「あの旗を撃て」はフィルムが残っている。
ttp://www.tky.3web.ne.jp/~kimera/mv/sens1.html#ano
キネマ倶楽部からビデオが出たこともあるよ。 >>86 ありがとうございます。
このビデオって今でも入手できるのかな…探してみます。
「ハワイマレー沖海戦」は、日本映画が娯楽映画として
米国映画のレベルに比肩していたことを示す快作。
特撮技術はそれを凌駕していた。
当時の日本人の覇気が横溢している。 「歌ふ狸御殿」(?)も戦争中の作品じゃなかったっけ?
たしか1942年か43年の公開で >>93 丸山定夫は広島の原爆で死んだよね
練習生の役で藤田進も出てた
中川順夫(中川信夫ではない!)が戦争末期に撮ってオクラ入りした「防空」
という映画の脚本は、たしか亀井文夫だったよね。 >>95
亀井文夫の「戦ふ兵隊」って面白いの?
疲れ切った兵士の暗い表情が延々と映し出される映画らしいが 戦地で電話で指揮をする軍人のシーンなど、じつはやらせらしいが、妙にリアルです。
13日、フイルムセンターで「南京」(演出家名なし)と亀井文夫の「小林一茶」を
続けてみたが、同じカメラマンの映像でも編集が違うとこれほど変わるのか、と驚きましたな。 亀井文夫って初めから反戦の意図があったのか
それともリアルに兵士(中国人)の表情撮ってたら結果的に厭戦映画になったのか
微妙なところだ 満映の映画は島津監督が撮った一本しか残されていないはず・・・ 「李香蘭」の清水宏監督「サヨンの鐘」を観た。
台湾総督府と満州映画協会の提携作。李香蘭の役は高砂族の娘。
高砂族の民族衣装と踊りが見られるのが特徴くらいで、
出演者はほとんど日本人(エキストラは現地の人かも)。
台湾総督府提携だから、現地撮影だと思うけどい、どこだかわからない山奥
の村。ストーリーはお国のためにこちらでも皆頑張っていますという単純な内容。
つまらなかった。これでも清水宏の作品だなんて。
李香蘭が出ずっぱりなので、その美貌を拝むだけの映画。
でも、ラストの豪雨の中でのシーンで化粧が落ちて化け物顔になっていた。 >99
「私の鶯」(劇場公開時「ハルピンの歌姫」)でしょう。何年か前にフィルムセンターで
観たけど、白系ロシア人に育てられた日本人の孤児(李香蘭)の話で、親子の情愛が
基調になっていて戦意高揚映画という感じはあまりなかったな。少なくとも上記に出てきた
「サヨンの鐘」よりは鑑賞に堪えれますよ。 終戦記念日特番(今や民放ではどこもやらなくなったね・・・)で
NHKが深夜にドーンと戦時国策映画一挙放送とかしてくれんかな
ウヨサヨ大集結して実況板大盛り上がり間違いなし
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ミミ彡彡゙゙゙゙゙""""""""ヾ彡彡彡 俺様 最凶ォォォッ!!もうすぐリアル戦争を拝ませてやるからYO
ミミ彡゙ ミミ彡彡 ,-v-、
ミミ彡゙ _ _ ミミミ彡 / _ノ_ノ:^)
ミミ彡 '´ ̄ヽ '´ ̄` ,|ミミ彡 / _ノ_ノ_ノ /)
ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡 / ノ ノノ// ハイル コイズミ!!
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ゞ| 、,! |ソ _. -‐ '"´ l l-、 ゙ ノ
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└──┘└──┘└──┘└──┘└──┘└──┘└──┘└──┘└──┘ 「雷撃隊出動」、良いよ。
南方戦線に配属された航空部隊の話なんだけどさ、その中で白人の捕虜を尋問する件があるんだが、なんかすごい堂々としていて「敵ながらあっぱれ」てな感じで描写されてるの。
昭和19年公開なんだが、すごい意外。
しかも、航空隊の連中休憩時間に野球やってるんだが「ストライク!」と…
空襲を受けた後、悔しそうにしている若手の横で「戦をしとるんじゃよ・・・」
と主人公が言う場面が大好きです。時代劇っぽい言い方で。 「雷撃隊出動」は今は亡きキネマ倶楽部でしかビデオが出ていなかったんだよね…
今や入手困難。DVD化の話も無いし、非常に残念。
良い出来なんだがナァ
原節子・山根寿子・デコちゃん共演の「北の三人」見た人おる?
昭和20年の8/9(長崎原爆投下、ソ連参戦の日)から終戦まで公開されてたヤツ。
今月衛星劇場かな?で放映してるようだけど。
この作品が残ってて、なぜ轟夕起子主演のスパイもの「間謀・海の薔薇」が残ってへんの? >>107-109
どれも円谷英二の特撮が最高だった。 満州映画に関する著作を出している
山口猛氏が亡くなられましたな 心より、ご冥福をお祈りします…
あの世で甘粕さんなんかにインタビューでも敢行してんのかな 高峰秀子特集で国策映画連発ですな。
予算が豊富そうですわ。 >>113
「ハナ子さん」の馬場の横のススキの原っぱ、
ススキは東宝の撮影所にスタッフが植えたな。かなり広範囲だったが。
下が砂地で古株もなしで不自然だった。 当方の国策映画に出演されてた
三谷幸子も可愛かったね。
「かくて神風は吹く」は、主題歌がイイ!(主題歌だけが)
あとは、轟の「ハナ子さん」だったか、そんな名前の映画。 「雷撃隊出動」は凄い厭戦映画ですた。ミニチュア特撮凄い。 >>118
「雷撃隊出動」いいですね。あれでよく検閲通ったもんだ。店のばあちゃんの
「南方名物の砂糖が南方でも手に入らないんじゃ…」とか米軍捕虜がアメリカ
の物量を誇ってたとか語るシーンとかかなりヤバそうなんだが…
>>119
「飛行機さえあれば・・・・・」と
念仏のように唱え続けまくるあたりがすでに情けない
そんな状態で戦争すなや
それに対してミニチュア特撮や合成はかなり凄いシーンが次々と
物資は欠乏してないのか >「馬」のラスト、軍馬として徴用される愛馬を見送るデコの涙。
これも無言の抵抗ぽく見えた。監督違うけど。
馬は戦争と関係あるのは「軍馬」という部分だけ。
別にあれが「軍馬」として徴用というシーンでなくて
単に売られて行くシーンであっても全然問題ないというか
冒頭の字幕がなければ、戦時中に作られた作品と
特に意識することもない。
あれは自分が可愛がっていた動物との別れの悲しさを
表現してるだけで、反戦とか好戦とか持ち出すのは筋違いだよ。
>木下の厭戦思想に疑いは持っていないんだが……。
しかし「一番美しく」は本当に最低。全集所載の、
ブルーノ・タウトをモデルにしたオリジナル脚本も最悪。
黒澤は溝口ばりの変節漢だと思うが……。
では、お前さんがその時代に生きていたとして
どんなに、立派に行動できたというのか?
この戦争は間違っているとか言って
街頭をプラカードでも持って歩くつもりか? 今日ラピュタ阿佐ヶ谷で「地獄の顔」を観てきました。
戦後のギャング映画なので、スレ違いなんだけど、
これはたぶんGHQ/CIEの指導で撮った映画だと思います。
つまり体制に傾いた映画という事だと思うので、ここに書いてみます。
ギャング映画なので、本来占領下にはふさわしくない映画なんでしょうが、
主人公は更正を願っていることと、最後死んでから、
魂が体を抜けて身を隠して教師としての自分の居場所を見つけた教会に入っていく、
つまり魂の救済をかなり明確な形で表している点でセーフなんでしょう。
こういうラストは、メジャー邦画だと隠れキリシタン映画くらいしかないんじゃないでしょうか?
かなり異色だと思います。しかも松竹京都。
「上海陸戦隊」実写フィルムが随所に挿入されているが、鉄兜もかぶらずに
真っ白の水兵服で、三十八年式歩兵銃だけで戦ってるのが哀れです。 えーと、このスレ的には佐藤忠男の「キネマと砲聲」(岩波現代文庫 ) が
面白いですよね 少し高いけどピーター・ハーイの『帝国の銀幕』(名大出版会)も面白いですね
あと古いのでは岩波講座『日本映画』の4巻「戦争と日本映画」かな 何年か前の8月に放送されたNHKスペシャルではカラー映画「千人針」が少し出てだね。
全部で5巻あるらしいが現存しているのは一部。
NHKのHPでは公開するつもりはないらしいと言っている。
残念だな。 昔の映画を見れるのは幸せだけど所有している組織の権威ぶりには閉口するな。
公開、提供しているとか活動を自分からアドバルーンをあげてアピールするところには
ろくなところがない。税金などから予算を確保しての活動で、意義はわかるけど
今後の公開作品は納入など、我田引水で政治に癒着する部分は案の定でカッコよく
装おうが、下の人や出入り業者へはイジメが容易に想像できるな。
映画会社がソフトを出してエンタティメントの楽しみを盛り上げて映画倶楽部のように
盛り上げて欲しいもんだ。著作権が切れたらデカイ態度に出るのは必死だ。 久々にageます。どちらも国策映画とは言いがたいかも知れないけど…
今日、フィルムセンターで豊田四郎の『若き姿』、
製作: 朝鮮映画、配給: 紅系を観てきます。
http://www.jmdb.ne.jp/1943/bs000680.htm
発掘された映画たち2005では、
李香蘭主演『萬世流芳』中華総合製片公司=中華電影=満映をやるそうです。 それからラピュタが戦後60年記念企画「八月十五日、その日まで。」です。
将軍と参謀と兵/激動の昭和史軍閥/あゝ陸軍隼戦闘隊/海軍/潜水艦1号/
ハワイ・マレー沖海戦/指導物語/パレンバン奇襲作戦/野戦軍楽隊/ハワイ・
ミッドウェイ大海空戦太平洋の嵐/愛の手紙は幾歳月/藍より青く/太平洋奇
跡の作戦キスカ/ビルマの竪琴[総集篇]/大日本帝国/日本戦歿学生の手記
きけわだつみの声/野火/日本のいちばん長い日/南の島に雪が降る/殉愛/
激動の昭和史沖縄決戦/戦艦大和/ひめゆりの塔/みんなわが子/日の果て/
白い肌と黄色い隊長/戦場にながれる歌/肉弾
発掘された映画たち2005では、
「特別任務班 日露戦争秘史 興亜の人種」(1941)
「姿なき敵」(1945)
もやるね。 >>130
「若き姿」、こてこての国策映画でした。
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2005-06-07/kaisetsu.html
日本支配下の朝鮮を舞台に、日本の勝利を信じて厳しい軍事教練に励む中学生
たちを描く。1942年に設立された国策会社、朝鮮映画の第1回作品で、女優文
芸峯(ムン・イェボン)など現地の名優も出演したが、スタッフはほとんど内地
から派遣された。冒頭が欠落している。
で、豊田四郎、八田尚之まるでやる気なし。ストーリーが成立してない…
三浦光雄の雪山の撮影は素晴らしかった。 李香蘭「萬世流芳」など、幻の名画56本を特集上映
「萬世流芳」は1942年、満映、中華電影などの合作映画として、上海で
撮影された。アヘン戦争で活躍した林則徐を主人公にした娯楽大作で、
李香蘭さんはアヘン中毒の恋人を更生させる女性を演じている。
日本では44年に公開されただけで、フィルムは中国の資料館に保存されていた。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20050624i515.htm
発掘された映画たち2005
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2005-07-08/kaisetsu.html 「将軍と参謀と兵」見てきました。
戦争スペクタクルとしてよくできていました。
北支でのロケが凄まじいです。坂妻が現地に行ってないのでカットつなぎが不自然です。
黄河に出る作戦なのに、直前で終わっているのはカタルシスに欠けます。
国と軍の力と金を借りた映画の豪華っぷりを知るために必見だと思います。
戦争の描き方としては、兵站無視の突撃賛美、
自己の生命の犠牲的貢献賛美は少し入っています。
1942/3/7に公開だからまだ戦局は上場の段階、
この段階で既に兵站無視と犠牲賛美ですね。
後、階級差の違いによる上下関係が、
戦後の映画とほとんど同じ内容を描いているはずなのに、
こっちのほうがずっと扱いの差を感じるのが不思議な気がします。
どうしてそういう印象を持つことになるのか… 何年かぶりで「桃太郎 海の神兵」を見ました。
何年か前に名古屋地区でTV放送されたものの録画。
昭和20年公開?の松竹映画で、音楽サトウハチローとなっていました。
戦意高揚映画としては叙情的な作画、表現でした。
後半、米兵(こめひょーではなく、美国の兵隊)に相当する「鬼」が
桃太郎たちにネイティブの英語で、We surrender、とか言い、ほか
にも英語のセリフがありますが、アテレコは誰がやったんだろう。
まさか捕虜?
そういえばジェンキンス氏も北朝鮮で映画に出たことあるんでしょ? 小津もシンガポールで捕虜を役者にして、
インドの独立運動の映画を撮っている。
敗戦時に全て破棄。 >>138 政岡憲三(くもとちゅうりっぷ)の影絵アニメが印象的ですね 今、日専で、
監督山本薩夫、脚本外山凡平、黒澤明、
製作藤本真澄、特技監督円谷英二、音楽服部良一
撮影完倉泰一、照明岸田九一郎の「翼の凱歌」('42)やってるけど、
流石陸軍の宣伝映画、物凄い量のライト使ってます。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています