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さて、論旨としては、
モンゴルをひとつの主題として語っていこうと思います。

モンゴルはご存知、社会主義国家であり、ロシア連邦の1つとして数えられます。
一方、中国は今でこそ同主義国家ですが、少し前までは歴史的にも体制が儒学、宋学、朱子学で尊皇攘夷に凝り固まっていました。
つまり、異民族に対する配慮が欠けていたということになります。
対して、ロシアはロシア正教、ギリシア正教という宗教観で、中国の思想よりは、はるかに民族に対して寛容的でした。
現在でも、モンゴル人で中国人に対して好意をもつものは少ない、という論拠を示すには、話が長くなりますので割愛しますが、
工藤平助の赤蝦夷風説考にいう、ロシアは兵威をもって暴虐に切り取ることはなく、名分のない戦いはしない、とあります。
この真偽はともかく、異民族地帯に動乱が起きた際、救援を求めてくる一派に加担し、その一派から出兵を要請されたとして出兵し、そのあと「法を改めて政を匡す」という方式は、ロシアの版図拡大政策として、伝統になっています。この方式をどこに当てはめるかはご想像におまかせしますが、モンゴルは、このようにして、ロシア連邦の1つになっています。