大むかし研究室に教授、助教授、若手助教がいて
なぜか名前だけ名札が下がっていた高齢万年助教が所属していて
滅多に顔を見なかった

地下の共通実験室の横の狭い準備室がなんとなくその高齢万年助教の机のある場所だったらしい
一日中、そここもったきりでラボのセミナーとかも全く出てこなかった
学園紛争時代の残滓らしかったが昔の話で学生にはわからないし
教授もその話題に触れるのを避けてた