金沢大学は22日、同大の医薬保健研究域医学系の50歳代の男性准教授を出勤停止3か月の懲戒処分にしたと発表した。処分は14日付。

 発表によると、准教授は山崎光悦学長からの出頭命令を拒否し、連絡のメールを迷惑メール扱いとして開封しないなど業務放棄を行った。また、数年間にわたって同大職員に強圧的な言動を取り、緊急性がないのに警察に通報して職場秩序を乱した。

 学内調査の結果、大学側は「職場秩序への侵害は相当に大きい」と認定した。准教授は審査委員会への陳述書で、複数の項目で否定したり、「記憶がない」と答えたりしているという。

 同大は「教職員の服務規律の順守と適正な勤務環境の維持に向けて再発防止に努める」とコメントした。