医者との比較をする人々がときどきいる。
医学は、科学としては人間のみを対象とした応用科学なので、私は子供の頃に
進路を考えたときに「あまりに、狭い」と感じてしまった。

で、年収などを含めた世間体の話だけど、それについても、大学受験のときまでに
決着しているのが、本来のアカデミアの人間としてのありかただと思うよ?

私の親や兄弟、親戚も医者が大変多いので、医師(というか開業医)になると
どんな暮らしができるのか、いかに「おいしい」仕事なのかは識っていた。
それでも、上記の理由で自然科学の基礎に進んだ。ただし、親戚に馬鹿にされるのを
避けるためにKO大学の医学部も合格して蹴った。医者は、すぐに他人を見下すからねw

ときどき、一般的な理工系の待遇の低さに耐えかねてドロップアウトする横綱院生がいる。
医者になる奴もいるが、弁理士になる奴も多い。最近気が付いたのだが、弁理士になる奴の傾向として、
首都圏や阪神圏の進学校出身者が多い。アラサーになっても「アカデミアにおける勝利」の
実感がないまま、低待遇に自分を置くことに耐えられないのではないかと思う。
そういう人々に対しても「大学受験の前に、きちんと周囲を見渡して考えるべきだったんじゃね?w」と
私は思う。自分の家庭が学歴エリートじゃなかったとしても、進学校だったら開業医の
息子は沢山いるわけだから、彼らから学べば良かっただけのこと。

ということで、覚悟を決めて私自身は大学凶獣への道を進んだわけだが、
なんとなく呑気にアカデミアに残ってる奴。とくに、この板に「宮廷が偉い」と思って
地底の癖に偉そうに吠えてる奴とかを見ると、「田舎者こそ最強」と思うよ。
軟弱にドロップアウトせず、安月給に耐え、結局のところ、究極の学問エリート的な
選択をした私と同じ道を選択しているのだからw