化学賞は「次世代シーケンサー」と読む
DNAの塩基配列を超高速で読み取る道具は文句なしに画期的
https://webronza.asahi.com/science/articles/2021092800008.html

シーケンサーはDNAのA(アデニン)、T(チミン)、C(シトシン)、G(グアニン)の4種類の塩基の配列を読み取る機械だ。
塩基配列は「生命の設計図」とも呼ばれ、これを読み取ることによって
進化の謎や病気の謎のあれこれが解かれてきたのはご存じの通りである。
そして、これからもDNAの配列読み取りの利用がどんどん広がっていくのは確実だ。

かつては塩基配列を読み取ろうとすると大変な時間とお金がかかった。
それが「次世代」の装置が開発されて年々スピードアップと同時にコストダウンが進み、
医学をはじめとする生命科学に革命をもたらしているのだ。

新型コロナウイルスの変異をいち早く追跡できるのも、次世代シーケンサーのお陰である。


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