しかし、それをテストするRST(リーディングスキルテスト)という手法が妥当とは到底思えない。
大体、著者の定義するRSTによる読解力の定義では例えば
「犬も四本脚、猫も四本脚。故に犬=猫」
のような文章に対して「犬と猫は同じ動物である」と選択肢を選ぶと点数となってしまう。何がいいたいかと言うとその読解力の定義の中で文章自体の正しさや、あるいは国語の教科書の山月記のような情緒が一切考慮されていない。
これを読解力の定義とするのには非常に違和感がある。


このレビューまんまの論法じゃないか