名古屋大(名古屋市)と岐阜大(岐阜市)が大学法人の統合に向けた検討を始めたことが22日、分かった。

4月下旬に協議会を設置する予定で、東海地区の他の国立大学にも参加を呼び掛けている。
キャンパスや学部はそのままだが、「東海国立大学機構」(仮称)を設立して経営の効率化、教育研究機能の強化につなげたい考えだ。

文部科学省は大学法人の経営戦略の強化を図るため、現行の「1法人1大学」の制度を見直し、1法人が複数大を運営できる「アンブレラ方式」を導入する国立大学法人法改正を検討している。
両大の統合は、同方式を活用する。