アカポスという意味では、団塊ジュニア以降〜ゆとりまでが氷河期。

経済バブルは1997年頃には弾けているが、大学は院重点化が遅れた大学ではまだ空きポストがあった。
団塊ジュニアは人数のピークで、学位取得が1999年以降なので、院重点化の恩恵は受けていない。

院重点化の恩恵を受けたのがバブル世代(1963〜1969年頃の生まれ)で、
経済状況が悪化しはじめた時に民間から出戻りでポストを埋めた輩も多い。

バブル前期は就職状況が良すぎたために、調子に乗ってパーマネントポジションを手放したりする人もチラホラ居たが、
バブル後期は大学の終身雇用に意地でもしがみ付こうとするため、ポストは空かない。

彼らが昇進してポストが空くのに13年かかるので、1982年生まれ以降は助教ポストの競争は緩やかになった。
そのあとにゆとり世代がやってきて、博士課程に進学する日本人の質が劇的に低下した。