>>712
早速のレスありがとう

一言で言えばまあそういうことですね

> しかし、>>703のリンク先の論文を読んでも分かるようにダイクストラの構造化プログラミングはちと難しすぎる。訳注だらけになっているのも仕方がない。
> 科学者ダイクストラの自己満足的なところをもう少し排除するべきだったような。

Dijkstraの書いたものはその論文に限らず哲学的というか彼自身の「哲学」が色濃く滲み出ていて難しくて正しく理解し辛いのが多い
例えば、>>703の翻訳者は品切れで読めなかったそうだが、Hoare, Dahlと共著の“Structured Programming”の翻訳「構造化プログラミング」の
Dijkstraの論説(そのタイトルも「構造化プログラミング」)を読んでも判り辛かった記憶がある
それ以外のDijkstraの著書数冊もかつては翻訳が上と同じくサイエンス社から出ていて読んだが、どれもかなり読み辛く難しくて正しく理解できたと思えるまでには相当な時間がかかった

その点は、同じくTuring賞受賞者で上の本の共著者でもあるC. A. R. Hoareの書いたものとは大違いだね
HoareのCSPの本 “Communicating Sequential Processes” なんて説明の中で実務的な動機付けとかもあって読んでいてワクワクしてグングン引き込まれる感覚を覚えた
もしも並行プロセスとかに興味があってHoareの上の本は未読ならば時間を使っても読む価値は大いにあると思うよ、英語の原書なら恐らく今でも手に入るだろうし彼の英語は読み易い
(かつては確か丸善から翻訳が出ていて翻訳陣も信頼おける人たちだったけれど、まず確実に品切れだろうなあ)