午後4時に返信止まった本庶さん もしやと思った同僚
https://www.asahi.com/articles/ASLB16FDCLB1PLBJ00F.html

本庶特別教授と同じ京都大に所属し、ノーベル賞の有力候補とされる森和俊教授も、記者らとともに会議室で発表を見守った。

本庶さんへのお祝いの言葉を求められると、
おめでとうございます。ずっと、やりとりしていたのに、
午後4時からピタッとご返事をいただけなくなったので、ひょっとしたらと思っていました」と語った。

その上で、「先生のオプジーボは多くの患者を救っているが、
最初からがん治療をめざしたものではなく、基礎研究だった。基礎科学の大切さをどうか訴えてください」と述べた。
どんなやりとりだったんですかとの質問には「それは秘密です。
もう一押し答えて欲しいことがあって質問したのに、4時から答えがなくなった」と語った。

京都大の本庶佑特別教授と研究で競い合ってきた岸本忠三・大阪大特任教授(79)は1日夜、朝日新聞の取材に、
「本庶さんはずっと背中を追ってきた存在であり、受賞されて良かったと思う。
免疫学の世界で選ばれたことは非常に皆の刺激になる」と話した。