大学職員は、残業は全然少なくない。
出世して大学の経営に携わるようになると、「文科省や地方自治体をどうやって騙すか」という仕事
ばかりになる殺伐とした仕事。
また行事のために休日出勤は非常に多い。夏休みは長いが、授業期間中にはできない授業編成や
ネット環境整備の仕事が多い。一般企業のように外部委託する金はないから、システム管理のために
IT技術は高いものが要求される。
その一方で、派遣にはさせられない電気設備のメンテから植栽の手入れ、汚物の掃除などの仕事も
こなさなければならない。
理解ある教員も多いが、特に国立大から来た教員からは見下され、学生からは面倒がられる。
その教員や学生が不祥事を起こすと、マスコミ対応したり警察や消防に頭を下げに行く羽目になる。
しかも給料は安い(ボーナスの月数は教員にあわせていい大学もある)。

「他大学を含め、これからの大学はどうあるべきか?」ということを真剣に考えられる人にはいい仕事だ。
企業のように内部で完結する仕事ではないし、学生という商品を社会に問う仕事ではあるから。
だけどその時に賞賛されるのは、卒業生であり教員であって、職員ではない。
それでもよければどうぞ。