プレジデント2020年11/13号
学術会議の腐敗に、科学者みんなが困っている
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 この学術会議は1950年の声明依頼、一貫して軍事研究の禁止を訴えているのだが、実はこの組織自体が
GHQによる日本非軍事化のためにつくられたと言っても過言ではない。まるで小野田寛郎元少尉のように
失われた司令部からの命令を後生大事に、この弧状列島で守っているのだ。

 46年1月、ハリー・C・ケリー博士が赴任してくるのである。彼は原子力などを研究する物理学者であった
ことからも明白なように、日本の原爆開発を筆頭とする軍事研究の調査・監視・評価・判定・解体を主任務
としていた。
 具体的にケリーが手掛けた仕事は、第1に、日本の日本の科学者に各自の研究を毎月報告させ、日本の
研究を常時監視し、純粋な民生技術以外は潰した。この報告に嬉々として協力したのが、学術会議会長を
務めた茅誠司らの3人の科学者である。彼らは三銃士と称し、誇らしげにケリーに協力した。

 そして、49年に学術会議が創設されるのだが、この一連の流れにケリーは深く関与した。