桂調査委員会は、若山教授が自ら作製した「FLS─T1/2」の遺伝子解析をしていますが、それが大田浩研究員が作製した
ES細胞と遺伝子がよく似ていたことです。

この大田研究員の作製したES細胞の一部がチューブに入れられ、「ES」というラベルが貼られた状態で小保方研の冷凍庫か
ら発見されています。この大田ES細胞は少なくとも2014年6月以前にはCDB内にはなかったものです。なぜなら、大田氏
は2009年にCDBの若山研を転出するさい、それらをすべて持ち出しているからです。

それならば、なぜその大田ES細胞の一部がチューブに入れられ、小保方研究室の冷凍庫にあったのでしょうか。誰かが悪意で
入れたとしか考えられないのです。小保方氏がCDBに出入りする前の話であり、物理的に小保方氏自身が、小保方研の冷凍庫に
入れることはできないからです。

それではなぜ、2014年6月以降に大田ES細胞は都合よく出現したのでしょうか。