>>1
国立大のレベルにもよるよ。
研究者には大きく二つの分類があって、
カネにならない分野の研究者と、カネになるその他の研究者だ。
前者は大学に残らないとダメだから厳しい。数学、理論物理、天文学などだ。
後者は民間企業の研究者であっても充実した研究人生を送れて裾野が広いから、
逆に大学の教員になるのも楽だ。
危険なのはバイオで、一見いろいろ役に立ちそうだが、食えているのは
医学や薬学などの資格つき業界で、資格のない理工学や農学のバイオ研究者は
民間企業に就職できないくせに、ポスドクまではなれる(国の研究費はふんだんに
あるので兵隊にはなれる)が、その先の大学のポストもない。はっきり言って悲惨。

大学のレベルとの関連でいうと、カネになる分野の研究者になりたいのであれば、
地方国立大学でもいいし、私立なら東京理科大や関関同立レベルでも構わない。
資金のありそうな先生の研究室に入って、博士課程までいけば、企業の研究職や
他の大学のポストを紹介してくれたりするだろう。博士を出るまでの金は
>>2に書いてあるとおりどうとでもなる。
カネにならない分野で、この手は使えないから要注意。

理系には二つある。これだけは忘れるな。みんなゴチャゴチャに語るから
わけがわからなくなる。

ちなみに、俺は大学に入ると同時に親が死んだけど,アルバイトと奨学金と
授業料免除のお陰で横綱大学の博士まで逝くことができたが、
専門分野が理論物理だったから苦労して、
民間の研究所に入ると同時に専門分野をカネになる分野に変更して、
10年ちょっと頑張って論文を書いて、昨年からまあまあのレベルの大学教授になった。

理論物理やバイオのままでは食えないが、実学なら、民間でも大学でも
研究者として食っていける。ある程度の頭があれば。
研究成果の投稿先は理論物理の学術誌だから、結果としては理論物理屋と
それほど違った人生を送ってるわけでもない。人生いろいろ。