まちがってた科学理論を集めよう!その2
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まちがってた科学理論。
しかし、
そこには確かな推論にもとづいた考察や着想がみられることは多い。
まちがってた科学理論を集めよう。 ・レミングの集団自殺。
レミングというネズミは、集団で川にとびこみ、溺れて死ぬと思われていた。 ・狼少女
インドの山奥で、十歳まで狼に育てられた裸の少女が発見された。
少女はヒトのことばを話すことができず、熱心な教師に教えられたが、
結局、ことばやヒトの習性を得ることはできず、若くして死んだ。
数十年後、少女を引きとったとされる両親が、狼に育てられたのは嘘だったと告白。 ・レムリア大陸
十七世紀頃、世界中から生物の標本が集まり、進化論が唱えられ始めた頃、
太平洋の島々に共通の文化が存在することが謎だった。
ある考える人は、太平洋にむかし巨大な大陸があり、島々がつながっていたという説を出した。
その大陸をレムリア大陸という。
のち、太平洋の島々を古代人の舟で、2000キロの距離を渡れることが証明された。 ・水星より短い軌道をまわる惑星
太陽が明るく輝いているため、その光の中に、
水星より近い軌道でまわる惑星が存在する可能性があった。
のち、天文学者の観察により、否定された。 ・第五惑星メデューサ
火星と木星の間に小惑星帯がある理由について、その小惑星は、
かつて、第五惑星メデューサが存在し、それが砕けて小惑星として散らばったと
主張する説があった。
SF小説「星を継ぐもの」が詳しい。
現在は、否定されている。 ・最果ての大地の滝
世界の果ては、大地がとぎれて崖になっており、
大きな滝になって終わっていると思われていた。
天文学者たちによって、大地が丸いことが主張され、
航海士たちによって、世界を一周できることが証明された。
大地は丸かった。 ・獲得形質の遺伝
十八世紀の生物学者ラマルクがとなえた進化論。
個体が経験によって獲得した性質が遺伝すると主張した。
のち、ダーウィンの自然淘汰による進化論により、否定された。 ・心臓に心がある
むかしは、心臓に心があると信じられていた。
現在は、脳に心があるとされている。
しかし、古代エジプトにおいて、紀元前2000年に脳手術をした痕が見つかり、
紀元前5世紀のギリシャの科学者は運動神経と感覚神経をわける解剖学の技術をもっていた。
ルネサンスにおいて、
14世紀頃にヨーロッパの貴族の屋敷に飾られた正体不明のクラゲに似た絵は、
ヒトの神経の解剖図ではないかと考えられる。 ・反地球
太陽の裏側に、地球と半年の公転周期のズレた惑星が存在する可能性が存在した。
のち、ナサの観測により、地球から見た太陽の裏側に、惑星は存在しないことが確認された。 ・燃素
フロギストン説
物が燃焼する際に熱や光を放出して軽い灰が残ることの説明として
「熱素(フロギストン)」が放出されるという説があった。
物が燃えた後の空気中では「フロギストンが多いため」生物が生存できず、
逆に「フロギストンの少ない空気」は物を良く燃やし、生命活動も活発になることが示された。
のちに、金属の場合は燃焼後に質量が増えること、密閉容器中では質量が変化しないことから
「物質中のフロギストンが放出される」のではなく「空気中のある成分が物質と結合する」という説明がなされた。
金属の燃焼による質量の増加を説明するために「フロギストンは負の質量をもつ」という説明も試みられたが
「負の質量」の証明が出来ず、「物を燃やすと軽くなる」というそもそもの出発点と矛盾してしまうために
フロギストン説は説得力を失った。
現在では「酸素が物質と結合する」ということで燃焼を説明している。
(ただし、酸素に限らずハロゲンとの反応も「燃焼」と呼ばれるように、その概念は拡張されている) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています