太陽光発電の場合、ライフサイクル中の投入エネルギーには、下記のようなものが含まれます(*3)。
・設備の生産に用いる材料(シリコン・ガラス・金属・プラスチックなど)の原料採掘・精製・運搬
・設備の製造、設置
・保守用部品の製造・運搬
・使用後処理(解体・廃棄・リサイクルなど)
これらは全て、実際に使用される材料やエネルギーに基づいて計算されています。
https://unit.aist.go.jp/rcpvt/ci/about_pv/supplement/EPTdefinition.html

太陽光発電のエネルギー収支
https://unit.aist.go.jp/rcpvt/ci/about_pv/e_source/PV-energypayback.html

現在広く普及している技術で寿命30年とおいた場合(*2)、
日本におけるEPTは1〜3年程度、EPRは12〜21倍(寿命20年でも8〜14倍)と見積もられます。
また最近実用化された技術では、EPRは10数倍〜30倍程度に達すると見積もられます。
これは既に一般的な火力発電の性能(EPRで6〜21倍程度)を超えつつあり、今後も伸びる見込みです。