福島原発周辺住民の放射線量緩和を…ICRP

 《放射線防護基準などを決める国際組織・国際放射線防護委員会(ICRP)は、福島第一
原発事故に関連し、同原発の周辺住民が居住し続ける場合、その地域で浴びる放射線量限
度を当面年間20ミリ・シーベルトに引き上げるよう日本政府に求める声明を発表した。

 現在の一般の年間許容量は1ミリ・シーベルトだが、ICRPは、2007年に勧告した緊急事
態発生時の一時的な緩和基準が今回適用できると判断した。同勧告では、放射性物質の汚
染地域に一般住民が居住する場合、20〜100ミリ・シーベルトの範囲ならば健康影響の心
配がないとしており、今回は、この基準で最も低い20ミリ・シーベルトを適用した。基準
の緩和は一時的で、将来的には、1ミリ・シーベルトに戻す。

(2011年3月27日21時15分 読売新聞)》


> 同勧告では、放射性物質の汚染地域に一般住民が居住する場合、
> 20〜100ミリ・シーベルトの範囲ならば健康影響の心配がないとしており、


これはデマ報道だな。事実の中に巧妙に嘘を混ぜている。
この報道だと、20〜100ミリ・シーベルトの範囲で住み続けて安全だと読める。


原文書( http://www.icrp.org/docs/Fukushima%20Nuclear%20Power%20Plant%20Accident.pdf
を読んでみると、

 ・緊急時の規準が 20〜100mSv、
 ・住民が住み続けるときの規準が 1〜20mSv