教授「ボクと契約して大学院生になってよ」
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マミ「専門を極められるなんて、もうなにも怖くない!!」
↓
マミ「」プラーン ベテランポスドクA「俺らの役目は自分達の精力を使って教授の出す試練をクリアしていくことなんだ
ノルマをクリアすればこの任期は伸ばされ失敗すると減ってしまうんだ」
新人ポスドク「よーし、任期を伸ばすぞーそしていつかはポストを得るんだ!」
…
ベテランポスドクA「俺らの任期がなくなっとき俺らはこの世界から切り捨てられるんだ…
そして俺はここまでだ…さようなら…」
…
ポスドクB「こんなの絶対おかしいよ!」
文部省「君たちの研究能力を定職から切り離しておくんだ
定職なんかについたって雑務が増えるだけだろう?
合理的じゃないか
わけがわからないよ」
ポスドクB(元新人)「だましたな!もんべぇ」
もんべぇ「おいおい、君は就職もできないし、能力もない救い用もない存在だ
むしろその存在にチャンスを与えてあげたんだ
職に、それも上級職に就けるチャンスをね!
それにリスクがあるのは当然だ、当たり前のことじゃないか。
しかも僕たちは君達に希望を与えた、普通じゃあり得ないよ、それだけで感謝すべきだ」
もんべぇ「そして使えない人間は全精力を実験に費やさせるんだ
超低賃金でね
これで生活保護の財源を捻出できるし国の科学力も上がるし私たちにとって必要不可欠なんだよ」 ポスドクB「こんなのあんまりだよ…
ポスドクのこと何も考えてない…」
もんべぇ「さっきも言ったろう
君たち無職に夢と希望を与えた、それで十分じゃないか
それに君たちの犠牲は無駄じゃないよ
このおかけで救われる人も大勢いるんだ
しってる?この日本には生活保護者が200万人もいるんだ。
この人たちのために科学者全員に高給なんて払えるわけないだろ
それにこの科学力は見えないけど君たちポスドクの精力があったから実現してるんだ
もしポスドク制度がなかったら日本はもうとっくの昔に没落してただろうね
とても怖い世界だろ?
だから僕たちはとても感謝してるよ
次から次へと勘違いして契約してくれるポスドクのことをね!」
ポスドクB「俺らは立派な研究者になるために青春時代をとかしてまで教授の試練をクリアしたんだ
Aだって他の奴らだってみんな同じ気持ちだった
それなのにいずれ切り捨てられる、生活保護者のために使われてる…」
もんべぇ「君たちポスドクだって、いずれはこの世界を離れて、生活保護者の仲間入りをするだろ
その時になって、財源ないからお金はだせませんって言われても困るよね?
長い目で見れば、これは君たちにとっても、得になる取引だったはずだよ?」 ポスドクB「あんたの言ってること、ついていけない。全然納得できない」
もんべぇ「君たちの犠牲が、どれだけ素晴らしい物をもたらすか、理解して貰いたかったんだが、どうやら無理みたいだね」
ポスドクB「当たり前だろ!」
もんべぇ「そういえば、君の後輩のまどか。いつか彼女は、最高のポスドクになり、そして最悪の犠牲者になるだろう」
ポスドクB「!?」 もんべぇ「彼女は誰よりも能力が高い、だが彼女自身その能力に気づいてない
ただ単純に研究を楽しんでいる
しかもものすごい素直で純情だ
彼女の力をすべてポスドクとして還元できたら…
想像できないほどのプラスをもたらすのは目に見えている」
ポスドクB「バカ言うな。そんなわけのわからない理由で、まどかをそんか目に遭せるなんて。あんまりだ…ひど過ぎる」
もんべぇ「はあ(ため息)」
「例えば君は、家畜に対して引け目を感じたりするかい?」
ポスドクB「!?」 ポスドクB「同じだって言いたいのか?」
もんべぇ「彼らは人間の糧になることを前提に、生存競争から保護され、淘汰されることなく繁殖している
これと同じだよねポスドクも
寧ろ僕らは、人類が家畜を扱うよりも、ずっと君たちに対して譲歩しているよ?
曲がりなりにも、一応は大卒と認めた上で交渉しているんだしね
それに…」
ポスドクB「もうやめろ!!」
もんべぇ「遅かれ早かれ、結末は一緒だよ。彼女は最強のポスドクとして、僕たちを潤すんだ
君もわずかながらポストを得られる可能性があるんだ、諦めたらそこで終了だろ
そろそろ彼女との契約手続きを始めにいかないと、さよならB!」
…
ポスドクB「絶対に彼女をポスドクになんかにさせない、あいつの苦しみとこだけは見たくない!」
1話終 ./: : : : :∠..-‐7 /_,,..-''′ {:::::{___,,..-''":::::::::::::::::::l
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