第二地銀の中京銀行、希望退職を募集…金融庁「近年例がない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2869f1a07db0d52b9990b98066987959b54724d8

 三菱UFJ銀行が筆頭株主の第二地方銀行、中京銀行(名古屋市)は7日、希望退職を募集すると発表した。
低金利競争などで経営環境が悪化しており、体制のスリム化を図る。
地銀や第二地銀が希望退職を募集するのはまれで、金融庁は「近年、その事例には接していない」としている。

 同行は「募集人員は特に定めない」としているが、2月発表の2023年度までの中期経営計画では、行員数を今年3月の約1100人から最大3割削減する方針を示している。

 募集対象は45歳以上の総合職などで、募集期間は8月2〜20日。
応じた行員の退職金は増額し、再就職の支援も行う。
会長、頭取は21年12月までの半年間、役員報酬を2割減額する。

 約90店ある店舗についても、23年度末までに3割減らす計画だ。
22年3月期連結決算については、退職金や再就職支援費用などがかさむとして25億円の最終赤字(前期は23億円の黒字)を見込んでいる。