【世界史(2019年)】
●「《サウジアラビア》 16年ぶりに国内に『米軍の駐留再開』を決定 《日本と同様に》」(「AFP BB News:2019年7月20日 11:03」)
<出典> https://www.afpbb.com/articles/-/3236042

「サウジアラビアは(2019年7月)20日までに、『米国と協調して地域の安全と安定を守るため、国内に米軍部隊を駐留させることを決定した』。
 サウジ国防省が発表した。
 国営サウジ通信(SPA)は「サウジアラビアと米国の相互協力と、地域の安全と安定の維持につながるすべてを強化するという両国の強い願望に基づき…サルマン国王(King Salman)は米軍の駐留を承認した」と伝えた。」

「サウジアラビアの国内に米軍が駐留するのは、『2003年に米軍が撤退して以来、16年ぶりとなる』。
 米軍は、『1991年、イラクのフセイン政権によるクウェート侵攻を受けて「砂漠の嵐作戦」の実行を契機に、サウジアラビアの国内に駐留を開始。
 その後、『2003年の「対イラク戦争」終結後まで、12年間継続してサウジアラビアに駐留した』。
 イラク戦争が最も激化した際には、「プリンス・スルタン空軍基地」(首都リヤドから約80キロ南)に『米軍の戦闘機200機が配備され、サウジアラビア国内に設けられた司令部が一日当たり2700件もの任務を指揮した』。」
 「しかし、その12年間の両国関係は必ずしも良好ではなかった。
 特に、2001年9月11日の米同時多発テロ後に両国の関係は悪化した。アルカイダの指導者:ウサマ・ビンラディン容疑者がサウジアラビア出身だったことも影響した。」