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【新型コロナ】
★「《専門家》 中国の『新型コロナ専門病院(1000床)』、日本でも10日で建設可能 」(「日本経済新聞:2020年3月27日 2:00」)
<出典> https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57092530T20C20A3000000/

「中国の湖北省武漢市で『新型コロナウイルス専門病院として、整備開始から10日後に稼働した「火神山医院」』。
 『延べ床面積3万3900平方メートル、ベッド数1000床』の巨大施設が瞬く間に出来上がった様子は、世界を驚かせた。
 技術的な側面からこのプロジェクトを分析した場合、日本でも同様の施設を建てることは可能なのだろうか?
 数多くの病院整備で建設コンサルタントを務めてきたプラスPM(大阪市)に取材を行った。」

*「建設自体は日本でも可能」
「プラスPMコンストラクション・マネジメント(CM)部のA氏によると、「火神山医院の建設過程を写真や映像で検証すると、日本でも同じような医療施設を突貫工事で建てることは、技術的に可能だ」と言う。
 A氏は、「火神山医院の構造は、建設現場で作業員の休憩所などに利用される《ユニットハウス》を組み合わせたつくりだ」と説明する。
 市場に在庫の多い一般的な部材を用いるため、『もし用地取得や人員確保、法的条件をクリアできれば、施設の建設そのものは難しくない』という。」

*「それでも日本で実現難しい理由」
「『物理的には日本でも火神山医院の建設は可能』だが、プロジェクトに求められる要件を考えた場合、『超法規的な措置が必要となる』。」

「例えば『用地取得』。電気や水道などの『インフラが必要なため、比較的都市部に近い土地の確保が必要だ』。
 しかし、『感染症の専用施設となると近隣住民の反発は必至』。『交渉に長い時間がかかる。』」

「同社のマネージャーB氏によると、「物資調達や運送ルートの確保など、膨大な要件をまとめて『絵を描ける担当者』が欠かせない。現場に建機や部材さえ入ればプロジェクトの半分以上は終わっている。国の強権を発動してヒトやモノを動かせる中国だからこそできた」と言う。」