激烈な面接試験を突破してから1カ月。
農林中央金庫に内定したときのあの喜びがいまだに続いている。
「農林中央金庫」・・・・・
その言葉を聞くと、僕は自然と身が引き締まります。
農林中央金庫の先輩方に恥じない自分であっただろうか・・・・。

しかし、先輩方は僕に語りかけます。
「いいかい?歴史というのは職員が作り上げていく物なのだよ」と。
僕は感動に打ち震えます。
「金庫が何をしてくれるかを問うてはならない。
君が農林中央金庫に何をなしうるかを問いたまえ」
僕は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
でもそれは将来日本の農林漁業をになう最高のエリートである
僕たちを鍛えるための天の配剤なのでしょう。
農林中央金庫を作りあげてきた先達の深い知恵なのでしょう。
農林中央金庫に入庫することにより、僕たち職員は伝統を日々紡いでゆくのです。
嗚呼なんてすばらしき農林中央金庫。

知名度は全世界的。人気、実力すべてにおいて並びなき王者。
素晴らしい実績。余計な説明は一切いらない。
ただ周りの人には「農林中央金庫」の一言で羨望の眼差しが。
合コンのたびに繰返される村娘たちの熱い視線。
そして田畑を歩くたびに味わう圧倒的な農林中央金庫の威力。
農林中央金庫に入庫して本当によかった。