高齢者の医療費を賄うための負担金で大企業の従業員らが加入する健康保険組合の財政状況が悪化し、解散が相次ぐ中、およそ16万4000人の加入者を擁する全国の生協=生活協同組合の健康保険組合が今年度いっぱいで解散することになりました。
加入者は協会けんぽに移ることになりますが、移行人数は協会けんぽ発足以来、最大となります。
全国1389の健康保険組合で作る健保連=健康保険組合連合会によりますと、健康保険組合は今年度、組合全体で1381億円の赤字になる見通しで、高齢者の医療費を賄うための負担金で財政状況が悪化し、解散が相次いでいます。