太陽光の発電コストは20年までに半減 化石燃料下回る

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25749260W8A110C1000000/

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、2010年から現在までに太陽光発電のコストが73%、陸上の風力発電のコストが約25%下落したとの調査結果を2018年1月13日に発表した。同機関は、太陽光発電のコストが2020年までに2017年比で半減する可能性があると見込む。

IRENAがアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催した第8回総会で公開した調査報告書「再生可能エネルギーの2017年の発電コスト」によるもの。

陸上風力と太陽光のグローバル加重平均コストは、過去12カ月間でkWh当たりそれぞれ6セントと同10セントまで下落しており、最近の入札結果からも今後のプロジェクトではこれらの平均コストを大幅に下回る公算が大きいとしている。

IRENAは、2019年までに陸上風力と太陽光のいずれでも、優良なプロジェクトでは発電コストがkWh当たり3セント以下となり、現在の化石燃料による発電コストを大幅に下回ると見込む。

2020年にはIRENA(国際再生可能エネルギー機関)の予測で、風力・太陽光にて5円/kwh
にて発電すると予測されている。日本ではこれよりも高コストであると予測されるが、
日本での発電コストは10-13円程であり多少高くても競争力のある電源となる。

また例え発電コストが10-13円でも電力会社から電気を買う場合は送電線をつかうことにより
コストが跳ね上がり25円/kwhの高い電気を買うことになる。

各家庭が太陽光発電を導入することで2018or2019年以降昼間の電力を自家消費することが経済的に可能になり
(三段階料金の2段階目よりも安く消費できる)電気料金を削減することができる。

また2019年以降固定買取制度が終了した家庭では蓄電池を導入することにより電力自家供給時代へと突入することが可能だ。