障害者の合同就職面接会10月03日 18時50分nhk
障害がある人たちの就職を支援しようと、県内の企業が参加する就職面接会が3日に広島市で開かれました。
この面接会は障害がある人たちの就職活動を支援し、企業などにも雇用を促そうと、広島労働局やハローワークなどが毎年開いているものです。
広島市中区の会場には、金融業や建設業など県内の160あまりの企業がブースを設け、参加者はさっそく企業の担当者に履歴書を渡して志望動機や可能な業務などを伝えていました。
このうち、広島市にあるデパートのブースでは、足に障害のある18歳の女性が業務で階段を使うことは難しいことなどを伝えたうえで「体力には自信があり、立ち仕事も可能で、今すぐにでも働きたい」とアピールしていました。
面接のあと、女性は「緊張せずに自分ができることをアピールできました。企業の人と直接話ができてよかったです」と話していました。
ハローワークによりますと、県内の従業員50人以上の企業2124社を対象に障害者の雇用率を調べたところ、去年6月の時点で1.99%で、おととしより0.04ポイント改善しているものの、法律で定められた雇用率の
2%を達成できている企業は48%にとどまるということです。
ハローワーク広島東の山本常雄業務部長は「障害者の雇用は企業の理解が不可欠なので、ハローワークとしてもこうした機会をどんどん作っていきたい」と話していました。