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トヨタ社長:何かを止める決断必要、売り上げ伸びず−連続減益の予想

トヨタ自動車は今期(2018年3月期)業績が2期連続で大幅減益となる見通しを示した。
豊田章男社長は「スポーツの世界では連敗になる」と述べ、売り上げが伸びないと何かを止める決断が必要になるとの認識を示した。



  豊田社長は10日の決算発表で、売り上げがなかなか増えず、パラダイムチェンジもある中で「利益を生まない分野にも投資をしなければならない。ここが難しいところ」と指摘。
その上で、売り上げが伸びないと「何かを止める、そして何かを変える決断が必要になってくる」と話した。

  SBI証券の遠藤功治アナリストは、トヨタが新車の種類を減らしたり、車種構成を変えてくる可能性があると指摘した。
さらに、すぐに利益につながらない分野で人工知能(AI)や自動運転の開発は自前から外注にするとか、提携を進めることもあるかもしれないとみている。

  アトランティス・インベストメント・リサーチのエドウィン・マーナー社長は、トヨタについて「伝統的な車につぎ込む資金を削減して、ハイブリッド車や
電気自動車、プラグインハイブリッド車にもっと注力したいのではないか」という。
また、米国やインドなど海外では生産増強の必要があっても、日本では自動化などで生産コスト削減が課題になるとみている。


 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-10/OPNSKH6KLVR901