19年春の入社予定者は、朝日新聞が72人
(うち女性25人)、毎日新聞が61人(同32人)、読売新聞が80人(同22人)、日本経済新聞が52人(同20人)、共同通信が55人(同26人)、
時事通信が39人(同22人)といった具合で、男女ともに二ケタを確保している。そんな中で、産経に入社するのは記者1人、
ビジネス職1人の2人。2人とも男性だ。

18年の新聞協会報の特集によると、産経が17年度(18年春入社)に内定を出したのは38人で、そのうち12人が女性だった。
職種も多岐に及び、取材記者10人(うち女性4人)、サンケイスポーツ10人(同2人)、写真記者2人、夕刊フジ1人、販売3人(同1人)、
営業・事業8人(同2人)、情報システム・技術3人(同3人)、総務1人といった具合だった。

産経新聞の17年度の売上高(単体ベース)は前期比2.6%減の736億500万円で、本業のもうけにあたる営業利益は
同12.7%減の6300万円だった。日本ABC協会の調べによると、08年下期に213万288部あった産経新聞朝刊の部数は、
18年下期には145万1451部に。10年で31.9%減らしている。ただ、朝日、毎日も10年で3割程度、読売・日経が2割程度部数を
減らしており、産経だけが飛びぬけて部数を大きく減らしているわけではない。