ミトコンドリア豆知識

ミトコンドリアは人体の細胞1つあたり平均して300〜400個存在する
人体の細胞が37兆とすると、ミトコンドリアの総数は兆の一つ上の桁に達する
人体のミトコンドリアの重さを合計すると体重のおよそ1割に相当するのではないかといわれている

ミトコンドリアは糖などからATPを生成する
ミトコンドリアがATPを生成しようとしても、それが出来ない場合誤作動をする
誤作動には脱共役といって、プロトン(水素原子から電子がとれたもの)を放出する場合と(熱を発生)
処理できずに余った電子が周囲に飛び散る(俗に言うフリーラジカルを生成する)場合がある

いまの人類のもつミトコンドリアの遺伝子の分布から
すべてのミトコンドリアは17万年前のアフリカの女性ではないか、と考えられている
アフリカのミトコンドリア遺伝子の分布は、他の地域の分布と比較して多様らしい

ミトコンドリア遺伝子の分布から、土地の気候にあったミトコンドリアというものがあるらしく
寒い土地では脱共役しやすいミトコンドリアになっていて
暑い土地ではATP変換しやすいミトコンドリアになっているらしい

脱共役しやすいミトコンドリアのほうが、フリーラジカルの生成が少ない傾向にあるので
病気にはなりにくいのではないか、と考えられている
一方で、ATP変換しやすいミトコンドリアは筋肉の瞬発力、持続力に影響するだろう

日本人の中には、電子漏れを起こしにくいタイプのミトコンドリアを持つ人が存在するらしい
遺伝子情報としては1文字違うだけのようだが、100歳を超える長寿の人のうち
3分の2が、この形質の遺伝子であった、という調査報告がされている

鳥、鳥は体の大きさと比較した場合の寿命が哺乳類と比較してもかなり長いらしい(7倍とか?)
この理由として、鳥は飛ぶときに大量のATPを必要としており
それをまかなうために大量のミトコンドリアを細胞内に置いているらしい
大量のミトコンドリアをアイドリングさせておく機構を何か持っているのではないか?
それ故にフリーラジカルの発生量が少なく、寿命がその分長くなっているのではないか、と考えられている

>>279
タウリン10グラムはさすがに多すぎると思うよ、亜鉛ですら1日10ミリグラムでいいのに、1000倍もいるとおもう?