亜鉛の重要性、亜鉛の重要性(大事なことなので…以下略)

亜鉛は人体が必要とするミネラルの中でも特別な位置づけにある成分
日本人の平均的な摂取量は、1日7ミリグラム程度(吸収率は3割程度)だが時が経つごとに減っており
潜在的な亜鉛不足を抱えている人が多いのではないか、といわれている

さらに福島第一原子力発電所の事故があり、食卓にならぶ食材に
含まれる重金属の量と種類が増えていることは確定的である
亜鉛が重金属の排出のメカニズムにも、フリーラジカルの対処にも深く関係していることから
原発事故後、人体が必要とする亜鉛の量は増えているだろう

○亜鉛不足で起こるさまざまな症状(確定的なものと、他の要因の可能性もある症状がある)
・免疫力の低下、腎機能低下
・肌荒れ、口内炎、口角炎、皮膚が薄くなる、皮膚が弱くなる(力を加えただけではがれてしまう等)
・食欲不振、匂いがわからない、嘔吐、味覚障害、脱毛、白髪
・うつ様症状、物忘れ、覚えにくくなる、イライラしやすい、無感動
・低身長、易骨折、精力減退、血管が脆くなる、傷が治りにくい(時間がかかる)

亜鉛を構造に含む酵素が120種類、亜鉛が存在することで活性化する酵素が180種類
これら酵素の働きと関係する(酵素によって作られる)たんぱく質の種類が3000種類以上と言われている
DNAの複製や、RNAを利用したたんぱく質合成の多くに関連している、といえる

亜鉛はイオンとして非常に安定した状態を保つために、進化の過程でさまざまな酵素が
亜鉛の存在を前提として成立してきたと考えられる
人体内の幅広い生化学反応と関連しているために、不足した場合にさまざまな問題が生じる

また亜鉛は脳の海馬、皮質部分に高い密度で存在しており、記憶に関する機能との関連も考えられている

亜鉛欠乏に特有の症状というのもあり、確定的な場合は医師の処方も受けられるが
亜鉛の摂取量は少し多くても問題になりにくいため、サプリメント等で補うのもよい選択かもしれない
※ただし銅欠乏性貧血の人はお医者様に相談を