被曝対策に有効な栄養素

放射性物質による内部被曝、放射性物質の重金属としての影響と
放射線によるフリーラジカルの影響への対応が中心となる
核種転換の影響(主にトリチウムによる遺伝子の切断等)については有効な対策といえるものは??

○フリーラジカルへの対応
抗酸化作用を持つ栄養素が有効であると考える

・ビタミンC … 抗酸化作用をもつ水溶性のビタミン
・ビタミンE … 抗酸化作用をもつ脂溶性のビタミン
・βカロチン … 抗酸化作用をもつ脂溶性の成分、ビタミンAになる
・ナイアシン … 酸化還元反応に関わる成分、ビタミンB3
・亜鉛  … 抗酸化作用をもつ成分を作るときに酵素とともに働く成分

○重金属の排出(デトックス)
・システイン … グルタチオン、メタロチオネインの素材で、重金属が増えた分、余分に必要
・グルタチオン … 重金属と結合して細胞内外へ運ぶために(も)使われる
・亜鉛 … メタロチオネインを作るときにも使われる、作られた後で重金属と入れ替わるらしい

グルタチオン = グルタミン酸 + システイン + グリシン
メタロチオネイン … システイン×30 + 亜鉛×? + α
(分子量合計が6000〜7000らしい、重金属を巻き込んで体外へ排出される際、亜鉛も巻き添えになると思われる)

重金属排出するために、含硫アミノ酸が多めに必要になるのは
グルタチオンやメタロチオネインという重金属排出に関わる
たんぱく質の素材である点からも説明ができるだろう

システインも不足しがちであるが、亜鉛も不足しがちであり
亜鉛は人体内の幅広い生化学反応、たんぱく質を中心とする反応に関与する
放射能汚染された日本において、亜鉛はより重要な栄養素となったといえるが
実態は年々亜鉛の摂取量が減っている