小学校で「半日運動会」 玉入れとダンスの合体種目も登場 名古屋市
5/28(火) 中京テレビNEWS

半日運動会

 今年から多くの小学校が運動会を“半日だけ”に短縮する動きがあり、名古屋市内の小学校でも164校が
半日運動会になったそうです。今年初めて半日運動会を実施した小学校を取材してみると、
保護者のお母さんは慌ただしく走り回り、お父さんからは切実な本音も聞かれました。

半日運動会開催学校数(名古屋市)

 晴れ渡った5月25日の土曜日。この日、子どもたちにとって一大イベントの運動会が名古屋市内の小学校で開催されました。名古屋市北区にある杉村小学校では、今年初めて半日だけの運動会になりました。

 名古屋市によると、半日運動会を開催した小学校は去年13校だったのに対し、今年は164校と10倍以上に増えています。その理由を校長先生に聞くと…、

「熱中症対策が一番大きいです。今年は10連休というのもあって、授業時間の確保が難しい」(森勢津子校長)

 子どものことを考えると、やむを得ない判断だといいます。

 しかし、名古屋市緑区の小学校では、保護者が「1日開催」を求めて署名活動を始めたり、ネット上では、
「半日運動会、大賛成です」や「子どもの活躍する姿、成長を見たいので半日は大反対」など、賛否両論の意見が出ています。
小学校で「半日運動会」 玉入れとダンスの合体種目も登場 名古屋市

杉村小学校(名古屋・北区)の運動会のプログラム

 杉村小学校の半日運動会、去年とどれくらい違いがあるのかというと…、お弁当の時間を無くし、昼ごろに下校させることで、約2時間ほど短くなっています。

 そこで時間短縮のため、“ある作戦”を考えました。
小学校で「半日運動会」 玉入れとダンスの合体種目も登場 名古屋市

ダンスと玉入れの競技を一緒に

「去年は表現とかダンス、競争種目を別々にしていましたが、今年は表現と競争種目を合体して、1つの競技とした」(森勢津子校長)

 一体、どういうことなのでしょうか。運動会の競技を見ていると、かわいらしいダンスを踊っているのは1、2年生。すると、ダンスをしていたと思ったら、突然“玉入れ”競技に。

 さらに、またダンスに戻ったかと思ったら、また玉入れ。

 当初はダンスをプログラムからなくす案もありましたが、保護者からなくさないでほしいと要望があり、こうして2つの競技を一緒に行うことにしたといいます。
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