>>81
>水中最大飛程という数値がある
本来は、分布関数を使うのですが、飛距離、という言葉だったかな、ちょっと名称の記憶が定かではありません。
かなり前のスレでガウス分布であるとだれか書いていましたから、最大飛程の1/2が平均距離になるでしょう。飛距離は最大飛程の1/2で近似します。
放射線(α・β・γ(xを含めて)線等を一切合切含めて)のエネルギーが、結合エネルギーよりも低くなるまでの距離、と考えます。
水の分子間距離 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1485770579?__ysp=5rC0IOWIhuWtkOmWk%2Bi3nembog%3D%3D より、
半径分子間距離、長さ飛距離の筒の中で、放射線の持つエネルギーがすべて放出された、と近似します。
放射線の持つエネルギーは結合エネルギーよりもはるかに大きいから、最後に残った結合エネルギー分を0としても大きな誤差にはなりません。
筒の容積から、何個の水分子にエネルギーを与えたかを計算して、1放射線あたりの反応可能な分子の数を求めます。
π(パイ)*やn(エヌ)* の比較的安定なエネルギーよりも大きければ、近隣の水分子に余計な分のエネルギーを与えて励起させます。
この隣接する分子を励起させることができなくなるまでの個数を求めます。注意点として、仮に1.0が「比較的安定なエネルギー」として、1.02だった場合には、隣に0.02を与えて安定化します。
隣が励起状態(ラジカルではないです、通常熱エネルギー)になります。
1分子当たり隣の分子何個を励起できるか、を数えて、1線あたりの励起可能な分子の数が求められます。
(このあたりが、放射化学の1回目の授業内容。)

ここで「水」と生体との違いを考えます。水分子の大きさは
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1253904897?__ysp=5rC05YiG5a2QIOWkp%2BOBjeOBlQ%3D%3D
ですけれども、水が始末に困るのが、
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12115024972?__ysp=5rC05YiG5a2QIOWkp%2BOBjeOBlQ%3D%3D
これが迷信ではない始末に困る現象が、水素結合で
http://www.con-pro.net/readings/water/doc0003.html
な漢字で、2-10個ほど水素結合した塊になっています。
http://theochem.chem.okayama-u.ac.jp/wiki/wiki.cgi/matto?page=%A5%AF%A5%E9%A5%B9%A5%BF+%BE%AE%A4%B5%A4%A4+%BF%E5%CA%AC%BB%D2
水素結合はちょっと加熱すると切れるので、計算上でしか存在を示せないでしょう。
この水素結合のエネルギーから、30度以下の体温で冬眠状態になるとか、42度以上で死ぬ・酵素が失活するとかの影響が出ます。
酵素や膜などと隣接する水分子が適正なエネルギーでないと、タンパク質の多次元構造が破壊され失活します。
水素結合を励起した水分子が何個破壊できるか、水素結合のエネルギーよりも大きなエネルギーを与えれば破壊できますので計算できるでしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E7%B5%90%E5%90%88

酵素や膜のもつエネルギーは、多くの場合、通常の化学結合のエネルギー程度ですから、この状態ではまず影響を受けません。
影響が出るには、活性化した水分子がぶつかる必要があります。しかし、食用肉のタンパク質含有量が約20%、脂質の含有量が20%で、残る60%が水です。
水で計算してみて、半数が酵素や膜に影響が出るとして計算すれば、求められるでしょう。
(このあたりが、放射化学の2回目の授業内容。)

どのくらいの容積が影響出るか、が計算できるはずです。
このあたりの計算が面倒で、授業では流してしまいました。
大学を出てかなりになるし、関係ノートも消失しました。記憶間違いが多分あるでしょう。