前スレで、弱い光子と強い光子の細胞への影響について記載があったので。
弱い光子は波長が長いので、通過する時に何かとぶつかりやすい。
赤外線の場合には、C=O結合等のエネルギーとほぼ同じなので、C=O結合にエネルギーが集まりやすい。
紫外線の場合には、分子全体の振動エネルギーとほぼ同じなので、分子が励起して電子が失いやすい。
紫外線を越えてX線・γ線領域になると、
有無を言わさずぶつかった分子の結合を切断して励起してラジカル(活性酸素)を生成する。
だから、ぶつかる確率の話になってしまう。弱い光子は波長が長いのでぶつかる確率が高く、強い光子は波長が短いのでぶつかる確率が低い。
ぶつかった表面に持っているエネルギーをすべて渡してしまうのが弱い光子となる。
という内容を前提において

eVからkJ/mol への換算定数 6.022e23 * 1.60218e-19 / 1000 = 96.4832796
1桁の精度で100倍すると、kJ/mol になる

http://mh.rgr.jp/memo/mq0110.htm 結合エネルギー(kJ/mol)表
http://optica.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-0dfa 光のエネルギーの計算式 (eV ⇔ J 換算)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%82%AC%E3%83%89%E3%83%AD%E5%AE%9A%E6%95%B0 アボガドロ数(1mol分の物質を個数に換算)
https://ja.wikipedia.org/wiki/X%E7%B7%9A 各種エックス線のエネルギー (keV/個)

光子が皮膚から体内に侵入してどのくらいの距離を移動するかを考えてみると
弱いエックス線だと皮膚表面だけ、せいぜい数10細胞で、1000kJ(10eV)が吸収される。
強いエックス線だと、吸収されないで通過してしまう。医療撮影用エックス線が100keVぐらい。
というわけで、弱いエックス線が人体に影響しやすい。(医療用管球では弱いエックス線を除去するフィルターが入っている)
γ線を吸収させるために必要な距離は水を人体として換算すると数メートルになるらしい(記憶があいまい)。

こんなものかな。