細胞は微小ながらも超効率的なたんぱく質生成プラントのよう
ベータ線が細胞膜を傷つけるが、次に傷を受けやすいのは
たんぱく質に関連する細胞内の小器官だろう

たんぱく質分子は大きく、通常は折りたたまれコンパクトにまとまっている
ベータ線の直撃を受けた場合、複数個所で分子間のつながりが切れ
ときには崩壊、ときには形を維持しながらも性質が変化するなどの現象が起こるだろう

放射性カリウム由来のベータ線が体内で放出される環境を前提としているはずなので
人体がこういったたんぱく質の変化を検知、修復する仕組みもあると考えられる

放射線によりランダムに分子が切断された場合は、生体内の化学反応では生成しない物質が
できる可能性も高いだろうし、生体内で取り扱えない物質は捨てて作り直すしかないだろう

たんぱく質は複数のアミノ酸から構成されるが、食品ごとでアミノ酸レベルでの成分分析は
されている例も少なく、また自然に存在するバランスが人体にはそれほど悪くないとも思うので
たんぱく質として以前より少し多めに摂取することも必要と考えられる