原発で使うMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料の価格が、1体あたり10億円を超え、最も安かった頃に比べて約5倍に高騰していることが分かりました。

MOX燃料は使用済み核燃料を再処理して作ったウランとプルトニウムの混合物です。貿易統計などによりますと、
1999年に東京電力が輸入したMOX燃料1体の価格は、約2億3000万円でした。その後、値上がりを続けて今年、輸入したのは1体10億円を超え、
最も価格が低かった時期と比べて約5倍となりました。MOX燃料は加工が難しいため、製造を海外メーカーに任せているため、
価格が高騰したとみられます。原発で通常のウラン燃料だけではなく、MOX燃料も使うプルサーマル発電は関西電力高浜3、4号機と四国電力伊方3号機で行われています。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20171217-00000030-ann-bus_all