>>56
で抜けていること。
水道水の場合、採水が河川水で、10-20度程度。
地下タンクで冷却されて、10度程度。
蛇口まで届いて、10-20度程度に温度が変化します。

その結果、
H2CO3(気体が水に溶けている状態) ⇔ H2CO3(化学種として存在している状態) ⇔ H + HCO3 ⇔ 2H + CO3 (電価は適当にあわせてください)
の平衡が移動します。
「H2CO3(気体が水に溶けている状態) ⇔ H2CO3(化学種として存在している状態) 」の平衡に達する時間がやたらかかるので、ふつうの河川では平衡になっていません。
http://www.geol.sci.hiroshima-u.ac.jp/~geohist/kano/Edusilfolder/carbonatesp.htm
pH(水素イオン濃度)が変化します。塩素を入れているので、水質によって多少異なりますがpH6位になっていたはずです。

このときに、水道水に含まれる金属が、炭酸の平衡の移動(pHの変化)によって、沈殿します。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2890/Chem-Basic/Equilibria.html
しかも、単なる化学平衡ではなく、微生物の生育も関係します。
http://www.jseb.jp/jeb/08-01/08-01-003.pdf
卵の殻のようなもので周りを覆って、中心部の卵の黄身のような部分にだけ微生物が生育していると考えてください(極限状態下でのコロニー生成)。

このようなゴミ(沈殿物)に、微量の金属イオンが吸着して、沈殿を形成しています。
金属の吸着量は、表面積に比例します。直径が1/10になると、100倍か1000倍に表面積が増えます。
以上が >>50 の内容。
この関係で、沈殿物の除去と微量金属(沈殿に吸着しているものに限る)の関係は複雑怪奇です。