>>454
>「差があるとしても検出限界以下の差しか無い」ということだ。
この考え方はおかしい。検出限界は
http://www.jsac.or.jp/bunseki/pdf/bunseki2010/201005nyuumon.pdf
このようにあって、考え方が統一されていない。
商取引(水道水は、一応工業製品だから)として考えると
Jis K 0211 1022 検出下限, 検出限界 に

検出できる最小量(値)。

limit of detection (LOD);
detection limit;
limit of identification
と記載されている。
標添法(標準添加法)で測定してみればわかるけど、必ずしも各点で検出最小量の差が得られても、有意差が取れない場合が多い。
騒音計が最たるものだけれども http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/noise/souon_14.htm 今代わったかな、以前は3db以上の差がないとDB差が計算できなかった。
「今日は3dbしか違わなかった」とも言われる測定で、環境値は正規対数分布に従う分布を示す(判例有り)ので、稀に極端に大きな値が出る。

身近な例だと、ウレタンボール(幼児のスポンジ製おもちゃ)の直径をマイクロメーターで計ってみるとわかる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%BF
一般的な性能ならば、0.01mmが検出限界。市販品では0.5から3mmが測定交差。 http://fawos.misumi.jp/fas/ur/data/view_property.php?page=standard01

「差があるとしても測定交差以下の差しか無い」ということだ。
ならわかる。環境測定のばらつきの例でわかりやすいのが人の血液
http://lab-tky.umin.jp/patient/ketueki.pdf
「健康な人の95%がこの範囲に入る」との文言から、危険率5%で求めた内容と見当がつく。
ばらつきが多いから、集団として比較すると偏りがあるのがわかるけれども、個別の人の異常値として検出されることはまずない。
RI使っている人の集団では、上限ギリギリとか下限ギリギリで揃う。事務員だと大体中央付近で揃う。
その結果、異常値としてカウントされない。
結局、わからない、ということになる。