>>213
H2O(水)分子の中のHがT(トリチウム)に置き換わった、
HTO(トリチウム水)分子の濃度は、ROを通しても変わらないはずだが、
水素原子は、基本中の基本の原子なわけで、ありとあらゆる分子の材料になりうるわけで、
水素の同位体のトリチウムも、ありとあらゆる分子の中に、水素のフリをして潜り込む可能性がある。
例えば、トリチウム水分子を含んだ水を吸い上げて光合成した植物を食べた牛のヨダレ中の、
高分子中には、水素原子のかわりにトリチウムが含まれている事があるはずだ。
このような、水分子ではない、ROが除去できる大きな分子中に潜り込んでるトリチウムに関しては、
ROは除去できる。カーボンフィルタも、吸着できる高分子はあり、その中に潜り込んだトリチウムは、
カーボンフィルタで除去できる。

つまり、厳密に言えば、
水分子に潜り込んだトリチウムは、ROでも除去できないが、
ROでも、中空糸膜でも、カーボンでも、その浄水器が取り除ける物質の中に
潜り込んでるトリチウムは、除去されている。

汚染源から遠ければ安全度が高いか?については、
どうだろうね。なんせ、唯の水だよ?水蒸気になって空中に上がり、雲になり、雨となって降って、
海に戻り、太陽熱で水蒸気になって・・・の繰り返しだw

ところで、地下水が、何年前の雨水か、というのは、その地下水のトリチウム濃度の推移を
計ると推定できるらしいよ。比較的新しい地下水に関しては。
大気中核実験をバカスカやってたころは、大気の水蒸気中のトリチウム濃度が高かった。
昔の大気中のトリチウムの変動カーブと、地下水中のトリチウムの変動カーブをくらべて、
30年分スライドさせたら、カーブ形状が合う、というなら、その地下水は30年前の雨水、
ということらしい。

トリチウムの極悪度はセシウム、ストロンチウムに比べれば、段違いに弱いらしいから、
精神衛生的には、気にしない、をお薦めするね。