>>77
計算の方法が間違っていたので、修正します。

 広島型原爆に使われたU235のうち、核分裂をおこさなかった分は放射能が
小さいので誤差程度として扱い、U235のうち800gが核分裂したとして、原発と
比較した場合、 3号機の使用済み核燃棒は1本184kgで、このうち4%程度が
U235だから、184kg×0.04×514本=3783kgのU235が含まれていた。
3号機は即発臨界爆発のため、成層圏までは上がらず、比較的低い高度で拡散
したため、全量が降下した(プルームも含めて)とする。
 広島型原爆では、核分裂したうちの10%が降下し、残り90%は成層圏へ上昇
したと言われているので、800g×0.1=80gのU235が降下したと仮定する。
 これを上記3号機の使用済み核燃のU235と比較すると3783kg/0.08kg=47287発分
 実際には吹き飛んだ使用済みMOX燃料が全て粉々になり飛散した訳ではなく、
ある程度の塊の状態のまま多くが海に落ちたと考えられるので、仮に47287発分
の放射能の半分が粉々になり海や陸に放出したとしてもかなりの数になる。
 また、メルトダウンした1〜3号機の炉内にも同レベルの核燃料があり、
その一部が大気中及び海中に放出されたとすると、前記の少なくとも
7万2千発分の放射能という試算に近づくとは思うのですが。