http://isinokai.blogspot.jp/2012/03/4-83-1988-unscear-84-600000-sv-40.html
チェルノブイリ原子炉事故のあと1週間ほどで多くのドイツ人がウクライナ各地から旧西ドイツに避難帰国した。
彼らの染色体を分析したところ、驚くべきことに染色体異常(奇形の原因となる)が明らかに増えていた。
なかでも無動原体の染色体異常は2動原体異常のおよそ2倍もあった。まれな環状染色体も見つかった。
この検査を受けた人々の多くは会社の仕事でウクライナに出張し、チェルノブイリから約400キロメ−トル遠方に
住んでいた。

ベラル−シのラジウクらの調査では、在胎5〜12週の胎児を調べたところ奇形が増加していた。

ペトロヴァらの調査(ベラル−シ)では、先天性奇形のほかに貧血の子どもたちも増えていた。
チェルノブイリ事故から9ヶ月後の1987年、ベラル−シでは21トリソミ−(21番目の染色体が1個多く計3個あり、臨床的にはダウン症という)
の新生児が増加していた

チェルノブイリ事故から9ヶ月後の1987年1月、ミュンヘンの遺伝診断学研究所(クラウス・ヴァルテンマイア−博士)において
21トリソミ−(ダウン症)の頻度が通常の3倍であることが明らかになった。
同様にK.スペルリングの調査でもチェルノブイリ事故から9ヶ月後のベルリンでダウン症の急激な増加を認められた。

チェルノブイリ事故が起きた1986年、ハンブルグでは2,500g以下の未熟児や早産児数が過去30年で2番目に多かった。