>>515 続き

う「その人たちも、もう被曝量が多くて現場を離脱しないといけないのではないです
か?」

東芝「ですので、法定100mSv超えにならないように毎日管理しています。」

う「でも、原発では6次請負のように、末端で東芝の人間じゃない人がいっぱい被曝し
ているでしょう?東芝の人間は遠いところでいい思いしているのではないですか?」

東芝「とんでもない。われわれだって、結局現場で管理者としているので、現場のひど
いところにもいますよ。被曝しています。」

う「でも、下請けみたいに被曝していないでしょう?」

東芝「ですから、作業する人みんなひどい被曝にならないようにローテーションして被
曝量を減らす努力をしています。今のところ100mSvにまでみんな達していません。せい
ぜい50mSvぐらいまでですよ。」

う「あの、50mSvって原発労働者の労災認定が出ている発病の閾値(しきいち=超えたら
アウトのライン)じゃないですか。」

東芝「その(言葉がつまる)、被曝して全員が病気になるわけでないし、まあそれは…
…」

う「今のお話だと、3月から半年ほどで東芝の人間も50mSvぐらいにまで被曝しているん
ですよね?だったら1年、1年半で今いる東芝の人間1900名は、福島第一から離脱させ
ないといけませんね。」

東芝「そう、おっしゃるとおり、それが大問題なのです。ですからわれわれも若い人
(ギョッ)、新人・後継者育成をどうするかという課題があります。」

う「被曝した東芝の社員はどこにいくのですか?」

東芝「その人たちは、全国の停止中の原発で被曝量が少ない作業にあたってもらいます。
柏崎、浜岡とか止まっている所がありますから。」

う「ちょっとまってください。もう福島で作業した人は、限界まで被曝しているんです
よ。いくら停止中の原発は被曝が少ないといっても、また原発で働かせるのですか?」

東芝「ですので、停止している原発の検査とかチェックなど被曝量が少ない作業に従事
してもらいます。」

う「うーん、福島で作業してしまったらもう普通の人より被曝少しでもしても危ないと
思うんですが。」

東芝「ですが、われわれも政府の発表をうのみにはしませんが(言ったぞ本音)、福島
も3月から12月の今にいたって、放出線量も減っていることは事実なので、最初のころ
よりひどい被曝にはならないと思うんで、作業時間を稼ぐことはできます。ですのでわ
れわれも年間20mSvという一般人の許容線量まで抑える目標にしたいと思います。(あわ
てて)あのう、今【政府の発表をうのみにはしません】と言いましたが、これは、その
ぉ、政府が発表したあとに事態が急変することもあるので、それに備えるということで
すので、誤解ないようにお願いします。」

う「わかりました。少し安心しました。」

やっぱ、マスコミって問題ですね。これじゃ事件ひとつとっても、真実はわからないで
す。でも、われわれはYahoo!のニュースは毎日チェックするし、新聞社の情報は信用す
るでしょうね。でも、ふたをあければこんなインチキが横行しているのです。