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コリント第一2:1-9

兄弟たちよ。わたしもまた、あなたがたの所に行ったとき、神のあかしを宣べ伝えるのに、すぐれた言葉や知恵を用いなかった。

なぜなら、わたしはイエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリスト以外のことは、あなたがたの間では何も知るまいと、決心したからである。

わたしがあなたがたの所に行った時には、弱くかつ恐れ、ひどく不安であった。

そして、わたしの言葉もわたしの宣教も、巧みな知恵の言葉によらないで、霊と力との証明によったのである。

それは、あなたがたの信仰が人に知恵によらないで、神の力によるものとなるためであった。

しかしわたしたちは、円熟している者の間では、知恵を語る。この知恵は、この世の者の知恵ではなく、この世の滅び行く支配者たちの知恵でもない。

むしろ、わたしたちが語るのは、隠された奥義としての神の知恵である。それは神が、わたしたちの受ける栄光のために、世の始まらぬ先から、あらかじめ定めておかれたものである。

この世の支配者たちのうちで、この知恵を知っていた者は、ひとりもいなかった。もし知っていたなら、栄光の主を十字架につけはしなかったであろう。

しかし、聖書に書いてあるとおり、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、『"人の心に思い浮びもしなかったこと"を、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた』」のである。

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